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[スーパープリンスリーグ関西]京都橘が興國に劇的勝利。東海大仰星はG大阪ユース撃破

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京都橘高の徳島内定FW西野太陽は攻守でチームを牽引した

 高円宮杯JFA U-18サッカースーパープリンスリーグ2020 関西は26日、第5節1日目の3試合を行った。

 グループAの強豪校対決、京都橘高(京都)対興國高(大阪)戦は立ち上がりから京都橘の徳島内定FW西野太陽が一際目立つ動き。前半5分、西野が獲得した右CKをMF中川樹が左足で入れると、ファーサイドのDF久末達哉が頭で合わせて京都橘が先制した。その後は興國がボールを支配。横浜FM内定のGK田川知樹から徹底してパスを繋ぎ、局面を打開しながら前進する。だが、MF中野晃弥主将をはじめ各選手が規律を守ってハードワークする京都橘は隙を見せない。

 興國は横浜FM内定のMF樺山諒乃介(3年)が抜群のキープ力を発揮して反撃の中心に。だが、京都橘の守りを攻略できず、逆に西野、注目2年生FW木原励を中心としたカウンターからピンチを作られていた。それでも、後半アディショナルタイム3分、MF山本蒼太が中央からドリブルで持ち上がり縦パスを入れると、樺山とのコンビネーションで中央を打開したFW永長鷹虎が左足で同点ゴールを決める。だが、京都橘はその1分後、左サイドの中川がDFラインとGKの間へロングクロス。これに走り込んだ木原が頭で決勝点を挙げ、2-1で劇的な白星を挙げた。

 グループBでは東海大大阪仰星高(大阪)がMF松名大輝のゴールなどによって2-0でガンバ大阪ユース(大阪)を撃破。5試合でわずか1失点の堅守・東海大仰星は、4勝1分で首位を快走している。

 三田学園高(兵庫)対大阪産大附高(大阪)戦は前半10分、三田学園が先制。サイドチェンジからの縦パスでSB紀伊佑磨が右サイドを深く切れ込み、最後はゴール前のこぼれ球をMF清水皇貴が押し込んだ。対する大阪産大附は19分、相手のミスを逃さず、MF森永承のシュートのこぼれをMF箱丸健悟が左足で決めて同点に追いつく。

 大阪産大附はショートカウンターの狙いがハマり、高い位置でボールを奪うとMF井上弘翔や森永のドリブル、箱丸の飛び出しなどから勝ち越しのチャンスを作り出す。一方の三田学園は注目の2年生FW長野壮が後半に一人で相手DF網を切り裂いて見せるなど攻め返し、1年生FW宮内泉太朗が柔らかい動きから左足を振り抜くシーンも作った。だが、大阪産大附はCB門口修也が好守を見せるなど得点を許さず、1-1で引き分けている。

【第5節】
グループA
(9月26日)
[J-GREEN堺S11]
京都橘 2-1 興國
[京]久末達哉(5分)、木原励(90分+4)
[興]永長鷹虎(90分+3)

(9月27日)
[J-GREEN堺S3]
初芝橋本 10:30 京都U-18

[金光大阪G]
金光大阪 16:00 C大阪U-18

グループB
(9月26日)
[J-GREEN堺S3]
三田学園 1-1 大阪産大附
[三]清水皇貴(10分)
[大]箱丸健悟(19分)

[万博OFAフットボールセンターB]
G大阪ユース 0-2 東海大仰星
[東]オウンゴール(16分)、松名大輝(83分)

(9月27日)
[いぶきの森]
神戸U-18 10:30 阪南大高

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