堅守が特長の1年生。東福岡が東山を1-0で下し、ミズノチャンピオンシップU-16で3位に
[12.21 ミズノチャンピオンシップU-16 3位決定戦 東山高 0-1 東福岡高 時之栖うさぎ島G]
21日、「2020 ミズノチャンピオンシップU-16」3位決定戦が行われ、東福岡高(福岡)が1-0で東山高(京都)に勝利。18年大会に並ぶ過去最高成績の3位で今大会を終えた。
九州リーグ(球蹴U-16リーグ)1部5試合を2失点の堅守で勝ち上がってきた東福岡が、今大会5試合目で3度目の無失点。平岡道浩コーチが「とにかく守備を頑張ったので。僕らのサッカーは守備だと言っていた」と振り返ったように、攻撃面で上手く行かない中でも守備意識高く戦い、3位決定戦を1-0で制した。
東山はキープ力と展開力を兼ね備えた10番MF真田蓮司やキレのあるドリブル特長のFW阪田澪哉と前線で収める力のあるFW北村圭司朗の関西U-16リーグ得点ランキング1位、2位の2トップを中心に東福岡守備網の攻略にチャレンジ。高い位置で相手ボールを奪う東山は前半、MF大野莉汰が右サイドを打開し、ラストパスを真田が狙うシーンなどがあったが、先制することができない。
対する東福岡は前半31分、最初の決定機を得点に結びつける。MF下川翔世の右CKのクリアボールを「まずは浮かさないように集中して必ず決めたいという気持ちで押し込みました。自分たちは決めるのが仕事なので。DFラインがしっかり守ってくれたので、感謝したいです」というMF篠塚来夢が右足ダイレクトで叩いてゴールへを破る。
東福岡は40分にも篠塚のロングクロスからMF松本拓己がヘディングシュートを放ち、後半にも松本の突破から右SB田中大輝が右足を振り抜くなど2点目を狙う。その東福岡は平岡コーチが「身体にチャレンジアンドカバーが染み付いている」と評するCB吉田大晃とCB転向3か月ながらもスピードと潰しの部分で存在感を放つCB山下裕太郎の両DFがゴール前で堅い守りを継続。また、下川がセカンドボールを回収し、FW武谷唯人らが攻め返していた。
後半6分にはU-15日本代表候補GK須田純弥が東山MF平尾和磨の決定的なシュートを足でストップ。東山は相手のハイラインの背後を狙い続け、決定的なシーンを作り出していた。そして阪田らがシュートを打ち込んでいたものの、同点に追いつくことが出来ない。
要所で山下や須田が好守を見せるなど、1点を守り抜いた東福岡が1-0で勝利。決勝点の篠塚は今後の目標について「新人戦でレギュラーを取れるように頑張りたいです」と語り、下川は「(準決勝で)静学さんに負けたので、その借りを返すために自分たちがやるべきことを死ぬ気でやって、(来年や再来年に)静学さんに絶対に勝てるように努力していきたいと思っています」と誓っていた。“全国3位”という結果を糧に次の目標達成を目指す。
(取材・文 吉田太郎)
21日、「2020 ミズノチャンピオンシップU-16」3位決定戦が行われ、東福岡高(福岡)が1-0で東山高(京都)に勝利。18年大会に並ぶ過去最高成績の3位で今大会を終えた。
九州リーグ(球蹴U-16リーグ)1部5試合を2失点の堅守で勝ち上がってきた東福岡が、今大会5試合目で3度目の無失点。平岡道浩コーチが「とにかく守備を頑張ったので。僕らのサッカーは守備だと言っていた」と振り返ったように、攻撃面で上手く行かない中でも守備意識高く戦い、3位決定戦を1-0で制した。
東山はキープ力と展開力を兼ね備えた10番MF真田蓮司やキレのあるドリブル特長のFW阪田澪哉と前線で収める力のあるFW北村圭司朗の関西U-16リーグ得点ランキング1位、2位の2トップを中心に東福岡守備網の攻略にチャレンジ。高い位置で相手ボールを奪う東山は前半、MF大野莉汰が右サイドを打開し、ラストパスを真田が狙うシーンなどがあったが、先制することができない。
対する東福岡は前半31分、最初の決定機を得点に結びつける。MF下川翔世の右CKのクリアボールを「まずは浮かさないように集中して必ず決めたいという気持ちで押し込みました。自分たちは決めるのが仕事なので。DFラインがしっかり守ってくれたので、感謝したいです」というMF篠塚来夢が右足ダイレクトで叩いてゴールへを破る。
東福岡は40分にも篠塚のロングクロスからMF松本拓己がヘディングシュートを放ち、後半にも松本の突破から右SB田中大輝が右足を振り抜くなど2点目を狙う。その東福岡は平岡コーチが「身体にチャレンジアンドカバーが染み付いている」と評するCB吉田大晃とCB転向3か月ながらもスピードと潰しの部分で存在感を放つCB山下裕太郎の両DFがゴール前で堅い守りを継続。また、下川がセカンドボールを回収し、FW武谷唯人らが攻め返していた。
後半6分にはU-15日本代表候補GK須田純弥が東山MF平尾和磨の決定的なシュートを足でストップ。東山は相手のハイラインの背後を狙い続け、決定的なシーンを作り出していた。そして阪田らがシュートを打ち込んでいたものの、同点に追いつくことが出来ない。
要所で山下や須田が好守を見せるなど、1点を守り抜いた東福岡が1-0で勝利。決勝点の篠塚は今後の目標について「新人戦でレギュラーを取れるように頑張りたいです」と語り、下川は「(準決勝で)静学さんに負けたので、その借りを返すために自分たちがやるべきことを死ぬ気でやって、(来年や再来年に)静学さんに絶対に勝てるように努力していきたいと思っています」と誓っていた。“全国3位”という結果を糧に次の目標達成を目指す。
前半31分、東福岡高MF篠塚来夢が先制ゴール
(取材・文 吉田太郎)