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九州新人開幕。第1ブロックは熊本国府、創成館、那覇、佐賀東の4校が1勝1敗で並ぶ混戦に

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熊本国府高MF大村幸輝のゴールなどで佐賀東高に逆転勝ち

 第42回九州高校(U-17)サッカー大会が20日、長崎県島原市内で開幕した。参加16チームが4ブロックに分かれて、予選リーグを開催。20日は第1節と第2節が行われ、第1ブロックは4チームが1勝1敗で並んでいる。

 那覇高(沖縄1)対創成館高(長崎2)戦は前半、MF仲里凌司中心にグラウンダーでの勝負を挑んだ那覇が、FKからMF森田光哉のヘディングシュートで先制。創成館はMF岡優希の右足ミドルがクロスバーを叩くなど無得点で終え、後半立ち上がりのビッグチャンスも逸してしまう。

 それでも後半6分、左SB石橋廉太のサイドチェンジを起点に、交代出場のMF田中凌雅が右サイドを縦に仕掛けてラストパス。これをFW立川蒼真が1タッチで決めて同点に追いつく。創成館はその後も幅を使った攻撃で相手を揺さぶる。那覇のFW山口虎汰朗に決定的なシュートを打たれながらも注目GK永田健人の好守で凌いだ創成館は逆に29分、今度は田中が左サイドから仕掛けてラストパス。これをMF村田颯が1タッチでゴールへ沈めて2-1で逆転勝ちした。

 熊本国府高(熊本2)対佐賀東高(佐賀1)戦は、日本高校選抜帯同中で10番MF吉田陣平不在の佐賀東が先制点を奪う。前半8分、カウンターからMF中山琉稀が決めて1-0。だが、熊本国府は11分にFW山下宗大、14分にはMF大村幸輝が決めて逆転する。MF荻憲章の展開などを起点にサイドから仕掛ける熊本国府は32分にもMF吉田陸が加点。後半は守備の時間も増えていた熊本国府だが、山下がこの日2得点目となるPKを決めて4-1で逆転勝ちしている。

 第2節では那覇が交代出場MF新谷和馬の決勝ヘッドによって熊本国府に1-0で勝利。もう1試合では佐賀東がMF森田悠斗の決勝点によって1-0で勝った。この結果、4チームが1勝1敗で並び、得失点差で熊本国府が首位に立っている。

【九州】
[予選第1ブロック第1節]
那覇高 1-2 創成館高
[那]森田光哉(27分=補・大村龍之介)
[創]立川蒼真(37分=補・田中凌雅)、村田颯(59分=補・田中凌雅)

熊本国府高 4-1 佐賀東高
[熊]山下宗大2(11分=補・佐藤瑛輝、42分=PK)、大村幸輝(14分=補・山下宗大)、吉田陸(32分)
[佐]中山琉稀(8分=補・溝口貴也)

[予選第1ブロック第2節]
那覇高 1-0 熊本国府高
[那]新谷和馬(51分=補・村山茉秀)

創成館高0-1 佐賀東高
[佐]森田悠斗(36分)

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