beacon

「すばしっこいチーム」の構築順調、CBアンリも復帰した尚志が帝京長岡に快勝

このエントリーをはてなブックマークに追加

尚志高はMF松尾春希(左)やFW村上力己(右)のゴールなどで7-0快勝

[3.6 プーマカップ群馬 尚志高 7-0 帝京長岡高]

 6日、2021プーマカップ群馬で尚志高(福島)が帝京長岡高(新潟)に7-0で快勝した。

「今年は昨年と違って能力の高い選手が少ない。縦に速く、とやっています。全員で『すばしっこいチーム』を作りたい」(仲村浩二監督)という尚志は、ポゼッションしてくる帝京長岡からボールを奪うと、テンポの速い攻撃でゴールへと結びつけた。

 序盤からFW村上力己(2年)の2ゴールとMF松本勇斗(2年)のゴールで3-0とすると、その後も切り替えの速い奪い返し、守備ブロックを作る部分で帝京長岡の攻撃に対応。そして、ともに攻撃力を備えたMF松尾春希(2年)とMF新谷一真(2年)のダブルボランチが、スピードのある両ワイドや前線へボールを配球した。

 前半終了間際にも左サイドを駆け上がった村上のラストパスに松尾が反応。左足で鮮やかに決めて4点リードで前半を折り返した。互いに新シーズンへ向けてやるべきことにトライ。MF三宅凌太郎主将(2年)やU-17日本代表候補CB松村晟怜(2年)ら選手権3位メンバーが先発した帝京長岡は、その中で「昨年以上のハードワーク」と相手を見ながらボールを前進させることに取り組んでいたが、この日は尚志が快勝する結果となった。

 尚志は後半にもU-17日本代表DFチェイス・アンリ(2年)の攻撃参加からFW仲野夢斗(1年)が追加点。また、FW小池悠斗(2年)が2点を奪った。1人でも相手の攻撃を止め切ってしまう187cmCBアンリが長期離脱から復帰し、この試合では180cmDF安江海ラウル(2年)と2CBを組んで先発。「すばしっこい」チームは高さも加えている。MF半谷一太(2年)らが台頭するなど、開幕へ向けた準備は着実に進んでいるようだ。

(取材・文 吉田太郎)

TOP