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和倉ユース大会決勝は青森山田vs流経大柏に!

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GK佐藤諒の活躍で流通経済大柏高が決勝進出

 ユース年代最大級のサッカーフェスティバルである「石川県ユースサッカーフェスティバル」のトップカテゴリー、「第9回和倉ユースサッカー大会」は30日、順位決定トーナメントを行った。16チームによって争われている決勝トーナメントは、準々決勝と準決勝を開催。青森山田高(青森)と流通経済大柏高(千葉)が決勝へ進出した。

 青森山田は準決勝で清水桜が丘高(静岡)と対戦。試合開始直後に相手オウンゴールで先制する。その後も分厚い攻撃で再三決定機を作り出していたものの、相手GK瀬崎一翔(3年)の好守に阻まれたり、シュート精度を欠くなど追加点を奪うことができない。一方で攻め返されるシーンなどもあったが、高い位置で奪い返すなど決定打を許さず。逆に後半終了間際に1点を加え、2-0で勝利した。

 流経大柏は決勝進出を懸けて大津高(熊本)と激突。インターハイ2回戦で対戦する可能性のある両校は、それぞれ午前中に試合を行っていたこともあり、先発やAチーム入りを狙う選手たちによるメンバー構成だった。

 試合は流経大柏がショートコンビネーションから先制。最後はMF中田旭(1年)のラストパスをFW中山詠人(3年)が右足で豪快に決めた。その後も流経大柏がU-15日本代表候補MF新保柊祐(1年)の仕掛けや中山のパンチのあるシュートなど迫力のある攻守で優勢に試合を進めるが、大津もMF田原瑠衣(2年)のサイドチェンジなど連動した攻撃で反撃。後半にはMF農祥英(3年)がMF佐藤歩夢(3年)とのパス交換から右クロスを上げ、ファーサイドのFW高畑涼(3年)が左足で決めて同点に追いついた。

 1-1のまま、1人目から“サドンレス方式”で決着をつけるPK戦に突入。その2人目、流経大柏GK佐藤諒(3年)が右へ跳んで止め、2-1で勝利した。プレミアリーグの対戦で敗れている青森山田との決勝へ向けて流経大柏FW中山は、「勝ちます!絶対に」。注目カードを制して、インターハイへ弾みをつける。

(取材・文 吉田太郎)
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