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自分も尚志高からプロへ。U-16福島県選抜FW桜松駿がU-17日本高校選抜から先制弾!

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前半29分、U-16福島県選抜はFW桜松駿(尚志高1年、右)が先制ゴール

[11.25 Jヴィレッジドリームカップ U-17日本高校選抜 0-2 U-16福島県選抜 Jヴィレッジ]

 前半29分、U-16福島県選抜はFW網代陽勇(尚志高1年)のキープからMF若林来希(尚志高1年)がクロス。巧みにDFのマークを外したFW桜松駿(尚志高1年)が先制ヘッドを決めた。「9番(若林)とはいつもやっていて、クロスの形を自分たちは分かっているので。9が切り替えした時にDFの前に入って行くと見せかけて、裏取ってヘディングした感じです」と桜松。東北U-16Rookie Leagueで2試合連続ハットトリックを記録するなど、抜群の得点力を発揮しているストライカーがU-17日本高校選抜ゴールを破った。

 この日は前半17分にこぼれ球を狙ってポスト直撃のシュート。前線での推進力ある動きとゴール前での感覚の良さが印象的だった。本人が得点以上にこだわっているのは勝利。「ゴールに向かって行く強さ、得点に対するこだわり・執念は大事にしています。個人として得点を取ることはもちろんなんですけれども、チームとして勝つことが重要なので、今日チームが勝つという結果に対して自分が貢献できたことは良かった」と喜んだ。

 桜松は湘南U-15出身。尚志へ進学した理由は、「プロになりたいのが第一にあって、2年連続FWがプロに行っているのでそれで良いかなと思って入りました」という。選手層厚い中、まだAチームで活躍することはできていないが、OBのFW染野唯月(現鹿島)、FW阿部要門(現讃岐)のようにプロ入りすることを目指して力を磨いている。

 後半には2トップを組む網代も決めて2-0。桜松は「あっち(網代)はキープが得意でどっちも得点取れて、いつも得点数を争っている感じです」という競争相手とともに、成長して目標を達成する。

 26日のU-16日本代表戦は大きなアピールチャンスだが、まずはチームが勝つことを最優先。「チームが勝つのが一番嬉しいので、それに対して自分が得点を取って貢献できてチームの結果がついてきたら良い」と意気込んだ。
 
(取材・文 吉田太郎)
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