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[MOM3696]JFAアカデミー福島U-18FW宮永羚進(3年)_「打ち切ること」「FWは下を向かないこと」を大事に決勝点!

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後半42分、JFAアカデミー福島U-18FW宮永羚進が決勝点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.10 高円宮杯プレミアリーグプレーオフ1回戦 JFAアカデミー福島U-18 1-0 神村学園高 広島一球]

 後半42分に待望の先制点。JFAアカデミー福島U-18FW宮永羚進(3年=JFAアカデミー福島U-15出身)は、「『自分が決めてやる』という気持ちは持っていたので、決められて良かった。他のプレーが上手くいっていなかったけれどFWの仕事はゴールなので、決めて勝つことができて良かったです」と素直にゴールを喜んでいた。

 前半に放った右足シュートはわずかにポスト左へ外れ、後半35分に左アーリークロスを頭で合わせたシーンもシュートはゴール右へ。だが、ストライカーは挫けずにゴールへ向かい、足を振り切ることを意識して1点をもぎ取った。

「(ゴールシーンでは)ボールがサイドに流れてシュートコースがなかったけれど、打ち切ったから入ったと思います」。大事にしているという打ち切ること。この場面でも足を振り切ったからこそDFのシュートブロックを破って紙一重のゴールを奪うことができた。

 もう一つ大事にしていることは、「FWは下を向かない」ことだ。現役時代、FWとしてJリーグや年代別日本代表で活躍している船越優蔵監督は「1回外しても次、決める」「感情が判断を上回ったらいけない」ことを大事に指導。宮永も「外して下向いていたらチームも下を向いてしまうと言われている。外してもポジティブにすればボールも集まってくる」と下を向かずにポジティブにプレーすることを心掛け、もう一度訪れたチャンスで決め切った。

 この日は前線でのパワフルな動きと献身的な守備、そしてゴールで勝利に貢献。次はプレミアリーグ昇格を懸けて、U-22日本代表CBチェイス・アンリ(3年)擁する尚志高と戦う。チームメートとの会話で出てくるのは、「アンリを破ってゴールを奪えば評価が上がる」という話題。「高いレベルの相手とできるのは楽しみ」と語る宮永は注目DFからもゴールを奪って、JFAアカデミー福島U-18をプレミアリーグへ導く。

(取材・文 吉田太郎)
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