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青森山田・黒田監督が吉本興業所属に! “同世代対談”で明かした理由「芸人というイメージが強いですが…」

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黒田剛監督

 青森山田高サッカー部を率いる黒田剛監督は今年2月から、数々の芸人・タレントをプロモーションする芸能事務所『吉本興業』に所属している。過去5年で4度の全国高校選手権決勝進出に導いている高校サッカー界屈指の名将が異例の芸能事務所入り。その理由が同社の公式Youtubeチャンネル『虎ノ語』で明かされている。

 黒田監督は17日に公開された動画で、お笑いコンビ『ペナルティ』の二人と対談。スポーツ界では1970年生まれの黒田監督、71年生まれのヒデさん、72年生まれのワッキーさんという“序列”だが、事務所での“芸歴”はペナルティの二人が先輩。プライベートでも親交のあるワッキーさんに「俺が会う時だいたい酔っ払ってるんだもん!」とイジられるなど、同世代ならではの軽快なトークが繰り広げられた。

 動画は全5回構成で、初回は黒田監督のプロフィールを深掘り。青森山田高サッカー部監督兼青森山田中副校長という仕事を続けながら、大手芸能事務所とマネジメント契約を結んだ理由を明かしている。

「(吉本興業は)芸人というイメージがすごい強いですが、最近はスポーツにも力を入れ始めていて、吉本という組織・会社の発信力や影響力は小さい頃からすごくお世話になっている。そういうものにお世話になりながら、いろんなことをちょっとでも発信して、世の中の指導者または組織のリーダー・経営者、いろんな人に組織論やリーダー論を少しでも伝えられたらという思いです」

 1995年に青森山田高の監督に就任し、今季で監督生活27年目。冬場は豪雪に苦しめられる青森の地で、これまでに合計40人を超えるJリーガーを輩出し、4度の高校日本一と3度の高円宮杯プレミアリーグ制覇に導いてきた中で築き上げた「リーダー学」を、今後は講演会やメディア出演を通して伝えていく決意を語った。

 また、長らくタイトルを取れなかった時期に市立船橋高の布啓一郎元監督らのもとを訪れ、「どうやったら全国優勝できるんですか」と教えを授かったという“秘話”も披露。当時の市立船橋が志向していた「堅守速攻」の裏にあった狙いを明かされた市船OBのワッキーさんは「やるな啓一郎」と恩師を“上から”称えた。

 黒田監督とペナルティによる『虎ノ語』は毎週金曜日に5回にわたって公開される予定。静岡学園高に敗れた2019年の全国決勝秘話、長年にわたって築き上げてきた指導法、間近に迫る第100回記念大会への思い、気になる今後の野望など、幅広い話題について語っている。

▼「黒田剛&ペナルティ高校サッカー対談」配信予定
【第1回】12月17日(金)
【第2回】12月24日(金)
【第3回】12月31日(金)
【第4回】1月7日(金)
【第5回】1月14日(金)



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