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[横山杯]GK長谷川が6人目ストップ!伝統校対決は習志野がPK戦で清水東撃破!

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習志野高がPK戦を制して準々決勝進出!

[12.26 YOKOYAMA MEMORIAL CUP決勝T1回戦 清水東高 0-0(PK4-5)習志野高 グリーン土合グラウンドB面]

 冬の「サッカータウン波崎」で強豪24校が新シーズンへ向けて力を磨く「全国ユース招待サッカー大会 ~YOKOYAMA MEMORIAL CUP~」は26日午前、決勝トーナメント1回戦を行った。ともに選手権日本一歴を持つ清水東高(静岡)と習志野高(千葉)との伝統校対決は0-0からのPK戦の末、習志野が5-4で勝利。習志野は26日午後の準々決勝で帝京高(東京)と戦う。

 ともに選手権への出場を逃しているものの、清水東は21年、インターハイ静岡県予選で4年ぶりに決勝へ進出し、準優勝。習志野も千葉県予選準々決勝で市立船橋高を破るなど存在感を放った。1回戦屈指の好カードとなった一戦は前半、習志野が押し込む。

 中体連出身の実力派ボランチMF中屋天吾(2年)や前線で正確なポストワークを見せるFW山本龍之介(2年)を軸に相手を見て、正確にその間を取りながら前進。2人、3人が連動しながら細かなスペースを打開し、ゴール前のシーンを作り出した。金子大助監督も「(攻撃の)下地はできてきている」と語るように、質の高い攻撃を展開。ただし、指揮官が「スピード感」を課題に挙げるチームは、立ち上がりに先制点を奪えなかったことで主導権を握りきれなかった。

 一方、エースFW中山大耀(2年)が不在の清水東は守備の時間が続いたが、徐々に対応。そして、清水・山崎光太郎スカウトを父に持つFW山崎太耀(1年)が前線でボールを収め、DFを振り切って大きく前進するなど存在感を示す。また、MF藤島敬太(1年)の展開などからサイド攻撃を繰り出し、チャンスも。右サイドでスピードを見せるWB宮野陽貴(1年)や左WB増井槙吾(1年)から決定的なラストパスが入るが、仕留めることができない。

 後半は風上に立った清水東がハイプレスで習志野のビルドアップを阻止。高い位置でボールを奪って仕掛ける。また丁寧なビルドアップから縦パスも通していたが、習志野はCB菅野瑚白主将(2年)とCB伊藤天貴(2年)中心に最後のところで決定打を打たせない。習志野も終盤にゴール前のシーンを増やし、交代出場FW菅澤元気(2年)がスルーパスで抜け出してシュートを放つ。だが、シュートはGK生子一茶(1年)にキャッチされて得点することができなかった。

 0-0のまま、PK戦へ突入。互いに1人目を外した後は5人目まで全員が成功する。迎えた6人目、先攻・習志野はMF三島空(2年)が右足で決めると、直後の清水東6人目のシュートをGK長谷川幹人(2年)が左へ跳んでストップ。習志野が準々決勝へ進出した。

(取材・文 吉田太郎)
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