[MOM3769]U-16東京都選抜GK後藤亘(FC東京U-15深川、3年)_好守連発。1対1も「いつでも来い!」
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.6 ヤングサッカーフェスティバルU-16男子の部 U-16静岡県選抜 0-2 U-16東京都選抜 草薙陸]
190cmの注目守護神が「楽しんで」ゴールを守り抜いた。前半、地元のU-16静岡県選抜は、U-16東京都選抜DFラインの背後を突く形で決定機を創出。だが、その前に東京のU-16日本代表候補GK後藤亘(FC東京U-15深川)が立ちはだかった。
後藤は8分、そして20分に静岡の10番FW良知英祥(藤枝東高)との1対1をストップ。20分のシーンではこぼれ球をMF山下輝大(静岡学園中)に狙われたが、そのシュートもキャッチして連続攻撃を許さなかった。
また、オフサイドの判定だったものの、後藤は30分にも1対1をストップしている。抜群のパフォーマンス。強風の中、キックが乱れる場面もあったが、後半32分に交代するまで危なげない動きで勝利に貢献した。
その後藤は前半の1対1のシーンを楽しんでいたという。「結構自分は1対1とか得意なので、『いつでも来い』と。ギリギリのところを楽しみながら、『いつでも来い』という感じでやっていました。(ピンチは多かったが) 楽しめたんで、全然良かったです」と微笑んだ。
その守護神について、小野寺章監督(江戸川区立瑞江第三中)は「後藤は日の丸の選手、代表の選手なので。ああいうところのシュートストップもそうですし、マジメでおとなしい子なんですけれども、ああいうところで落ち着いてやってくれたのはさすがでした」と称賛していた。
190cmのサイズと鋭い動きが魅力の後藤は、すでにFC東京U-18に加わって練習中。1歳上の先輩には、世代別日本代表などで圧倒的なプレーを見せているGK小林将天がいる。「練習で『これ、止めるんだ』というプレーをやっているんで、自分も刺激になるし、他の先輩も真似したいという部分がある。超えるぞ、という気持ちでやっています」という。
現在、特に意識していることは「コーチングで伝えること」。GKとしての責任感を持って、先輩に対しても遠慮することなく強い言葉で指示。バルセロナのGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンを憧れの存在に挙げる守護神は、プレーと声でチームを勝たせる。
今年の目標は「(23年U-17ワールドカップの)アジア(1次)予選があるので呼んでもらってスタメンで出られるように。まずはプレミアリーグなどで結果を出すこと」。7日からのU-16日本代表候補合宿にも選出されている後藤が、一つ一つ積み重ね、世代を代表する守護神としてアジアの戦いに臨む。
(取材・文 吉田太郎)
[3.6 ヤングサッカーフェスティバルU-16男子の部 U-16静岡県選抜 0-2 U-16東京都選抜 草薙陸]
190cmの注目守護神が「楽しんで」ゴールを守り抜いた。前半、地元のU-16静岡県選抜は、U-16東京都選抜DFラインの背後を突く形で決定機を創出。だが、その前に東京のU-16日本代表候補GK後藤亘(FC東京U-15深川)が立ちはだかった。
後藤は8分、そして20分に静岡の10番FW良知英祥(藤枝東高)との1対1をストップ。20分のシーンではこぼれ球をMF山下輝大(静岡学園中)に狙われたが、そのシュートもキャッチして連続攻撃を許さなかった。
また、オフサイドの判定だったものの、後藤は30分にも1対1をストップしている。抜群のパフォーマンス。強風の中、キックが乱れる場面もあったが、後半32分に交代するまで危なげない動きで勝利に貢献した。
その後藤は前半の1対1のシーンを楽しんでいたという。「結構自分は1対1とか得意なので、『いつでも来い』と。ギリギリのところを楽しみながら、『いつでも来い』という感じでやっていました。(ピンチは多かったが) 楽しめたんで、全然良かったです」と微笑んだ。
その守護神について、小野寺章監督(江戸川区立瑞江第三中)は「後藤は日の丸の選手、代表の選手なので。ああいうところのシュートストップもそうですし、マジメでおとなしい子なんですけれども、ああいうところで落ち着いてやってくれたのはさすがでした」と称賛していた。
190cmのサイズと鋭い動きが魅力の後藤は、すでにFC東京U-18に加わって練習中。1歳上の先輩には、世代別日本代表などで圧倒的なプレーを見せているGK小林将天がいる。「練習で『これ、止めるんだ』というプレーをやっているんで、自分も刺激になるし、他の先輩も真似したいという部分がある。超えるぞ、という気持ちでやっています」という。
現在、特に意識していることは「コーチングで伝えること」。GKとしての責任感を持って、先輩に対しても遠慮することなく強い言葉で指示。バルセロナのGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンを憧れの存在に挙げる守護神は、プレーと声でチームを勝たせる。
今年の目標は「(23年U-17ワールドカップの)アジア(1次)予選があるので呼んでもらってスタメンで出られるように。まずはプレミアリーグなどで結果を出すこと」。7日からのU-16日本代表候補合宿にも選出されている後藤が、一つ一つ積み重ね、世代を代表する守護神としてアジアの戦いに臨む。
(取材・文 吉田太郎)