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[MOM3777]就実FW加藤慶大(2年)_走力武器のFW、先発チャンスで「どうだ!」の同点弾!

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今大会初先発の就実高FW加藤慶大がアピールの同点ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.14 中国高校新人大会3位決定戦 岡山学芸館高 1-1 就実高]
 
 準決勝終了時点で、中国高校新人大会の出場時間は17分間。「出れない時間が多くて、ベンチでも結構悔しい思いがあったので、自分が結果を残して先生にも『どうだ!』と言う気持ちで、強い気持ちを持って臨みました」という就実高FW加藤慶大(2年=鷲羽FC出身)が、貴重な同点ゴールを叩き出した。

 0-1の後半1分、加藤はFW山内裕大(2年)の右クロスに反応。身体を投げ出すようにして合わせ、岡山学芸館高ゴールを破った。「いつもそういう練習もしてきたので。それが繋がったかなと思います」という一撃。昨年は岡山3冠、今年も県新人戦で優勝している宿敵との一戦で、引き分けに持ち込む貴重なゴールを挙げた。

 加藤はチーム一の体力の持ち主。中学生時代は鷲羽FCに所属する傍ら、学校の陸上部に所属し、先輩から走り方を教えてもらっていたという。また、就実進学前に走力強化の取り組みをしてきたFWは、フィジカル面の不足をその運動量で補っている。

 この日の前半は思うように足が動かなかったというが、「後半になって軽くなった」。開始直後のゴールにも「嬉しいよりも、もう1点という思いが強かったです」と満足することなく、攻守両面で走り続けた加藤を須田二三明監督も高く評価していた。

 積み重ねてきた武器でアピールに成功した加藤は、「ここから少しでもチャンスをもらった時に、こうやって結果を残して行って、出場機会を増やして行けたらと思っています」と意気込む。今年の目標は全国出場。その切符を懸けた戦いでまた活躍できるように努力を重ねる。
 
(取材・文 吉田太郎)

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