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[J-VILLAGE CUP U18]強敵相手に4戦連発。U-17高校選抜の191cmFW小林俊瑛が得点王、MVPの2冠!

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後半45分、U-17日本高校選抜FW小林俊瑛が左足で4戦連発となるゴール

[3.21 J-VILLAGE CUP U18決勝 U-17日本高校選抜 2-0 履正社高 Jヴィレッジスタジアム]

「第4回 J-VILLAGE CUP U18」の大会MVPは、U-17日本高校選抜FW小林俊瑛(大津高2年=藤沢市立鵠沼中出身)が獲得した。

 U-17高校選抜のエースの自覚を持って臨んだ大会で結果を残した。4試合連続ゴールと単独得点王のかかった決勝は、最後まで貪欲にゴールへ。そして後半45分、上手くスペースへ流れてパスを引き出すと、左足を振り抜いた。「最後、点獲らないと終われない、絶対に獲ろうと思っていた」というFWは今大会7得点目を確認すると、拳を握りしめ、笑顔でチームメートの輪に飛び込んだ。

 コンディションはベストではなかったようだが、191cmの身体を活かして最前線で身体を張り、チャンスメーク。最後までチームのために戦い、結果も残して見せた。蒲原晶昭監督(佐賀東高)は「得点を獲っていなかったので最後まで残してですね。点を獲らせてあげたいと思って残しておいたら、最後に獲ってくれたので非常に良い終わり方だったと思います」と微笑。得点王とMVPの2冠を獲得したことを讃えていた。

 今大会、小林は川崎U-18との初戦で4ゴール。「4点というのはビックリしたんですけれども、今までやってきたオフの動きやヘディングのところをしっかりできたから4点獲れた。今までやってきたことが出た」。継続してきたことが強敵からの4発に繋がった。

 小林はその後も清水ユース戦とU-17日本代表戦で先制ゴール。そして、履正社との決勝でもゴールを破った。プレミアリーグ勢3チームと年代別代表からのゴールは非常に価値のあるもの。エースとしてのプレッシャーがある中、数字で示したストライカーはまた一つ自信と力を積み上げて新シーズンへ向かう。

。選手権準優勝校・大津の新主将の重責も担う小林は、「まとめるのは難しいですけれども、一番経験がある中で自分が引っ張っていかないといけないと思っている。プレミア開幕戦勝てないとキツイと思うので、そこへ向けてやっていきたい」。J-VILLAGE CUPで強豪からゴールを奪い続けた“大砲”は、大津でも背中でチームを引っ張り続ける。 


(取材・文 吉田太郎)

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