beacon

[船橋招待U-18大会]試合終了間際にFW若松が決勝ヘッド!矢板中央が10人の市立船橋に逆転勝ち

このエントリーをはてなブックマークに追加

25分ハーフゲームの後半25分、矢板中央高FW若松優大が決勝ゴール

[3.25 船橋招待U-18大会 市立船橋高 1-2 矢板中央高]

 25日、第27回船橋招待U-18サッカー大会第2戦で市立船橋高(千葉)と矢板中央高(栃木)が対戦し、矢板中央が2-1で逆転勝ちした。

 前半12分、市立船橋はMF太田隼剛(新2年)の左CKを右SB桒原大知(新3年)が頭で決めて先制。幸先良くリードを奪うと、右の快足MFイジェンバ・リチャード(新3年)やFW土岐泰斗(新3年)、FW青垣翔(新3年)が追加点を狙ってゴールへ迫る。

 だが、矢板中央はGK上野豊季(新3年)の好セーブや、ボール奪取を繰り返すMF田邉海斗(新3年)など0-1のまま後半へ。後半5分、攻めながらも追加点を奪えない市立船橋左SB北川礁(新3年)の右足シュートがクロスバーをかすめると、直後に矢板中央が同点に追いついた。

 8分、連続攻撃から左中間へ割って入ったMF柏木康介(新3年)が右足シュート。これが市立船橋DFの身体に当たってポストを叩く、だが、意図的なハンドによる決定的阻止という判定でPKとレッドカード。このPKを柏木が右足で右隅に決めて1-1とした。

 数的不利を強いられた市立船橋だが、GK田中公大(新3年)の好セーブなどで食い下がり、逆に勝ち越しのチャンスを作り出していた。だが、矢板中央は選手権を経験しているCB畑岡知樹(新3年)やCB引地悠太(新3年)、右SB勝田大晴(新3年)、左SB木村匠汰(新3年)中心にゴールを死守。逆に25分、左クロスをFW若松優大(新3年)が頭で決めて逆転した。

 25分ハーフゲームの試合終了間際に勝ち越した矢板中央は、その後の市立船橋の猛攻を凌いで2-1で勝利。田邉は「市船はプレミアリーグに参加していて、強いチーム。でも、ルーキーリーグも勝っていたので負けられないという形での試合だったので、勝ち切れたのは良かったです」。コロナ禍の影響で新チームの対外試合は今月半ばまでゼロだったという矢板中央だが、高橋健二監督も「大したもん」と頷く広島皆実高戦、市立船橋戦の2連勝。Aチームが出場するプリンスリーグ関東1部、セカンドチームが出場する同2部へ向けて弾みをつけている。

(取材・文 吉田太郎)

TOP