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[船橋招待U-18大会]名門・市立船橋の新主将、GKドゥーリー大河「誰も強いと思うような市船にしていきたい」

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名門・市立船橋高の新主将、GKドゥーリー大河

[3.25 船橋招待U-18大会 市立船橋高 0-1 名古屋U-18]

 25日、第27回船橋招待U-18サッカー大会が開幕。地元の強豪でプレミアリーグEASTに所属する市立船橋高は大会初日、名古屋グランパスU-18、矢板中央高にいずれも1点差で敗れ、2連敗だった。

 プレミアリーグ勢対決となった名古屋U-18戦では序盤のピンチを新主将のGKドゥーリー大河(新3年=川上FC出身)中心に凌ぐと、徐々にボールを握る時間を増やし、高い位置での奪い返しなどから押し込んだ。

 後半も斜めのパスで相手SBの背後を突くなどチャンスを作り出し、注目FW郡司璃来(新2年)が決定的なシュートを放っていたが、名古屋U-18の粘り強い守備の前に決め切ることができない。逆に一瞬の隙を突かれて失点。0-1で敗れた。

 矢板中央戦含めてより多くのチャンスを作っていたが、決め切れず、勝負どころで失点。内容は着実に良くなっているという手応えがあるだけに、ドゥーリーは「勝てば自信がついて次の試合に繋がると思う。勝つために決め切る場所とか全員で守備をしてピンチを減らす・ピンチを防ぐという全員で守備をして、全員で攻撃をして決め切る・守り切るということを大切にしていきたい」と誓った。

 ドゥーリーは今月、「(波多秀吾)監督から直接チームのキャプテンになってほしい」と伝えられて、主将に就任。「正直嬉しかったです。チームをまとめるのは大変だなという部分もあるんですけれども、その分、自分の言っていることを素直に聞いてくれるのでやりがいも感じています。強く言うところは言うんですけれども、褒めるところは褒めていって、そういう声でどんどんモチベーションを上げていく、そういう声がけとかできれば」と意気込んでいる。

 名門・市立船橋も昨年はインターハイ、選手権の出場を逃し、プレミアリーグでも9位と苦戦。昨年の経験者でもあるドゥーリーは「誰も強いと思うような市船にしていきたい」。プレーヤーとしても、GK田中公大(新3年)、GK佐々木海翔(新3年)との競争の中でライバルの良いところから学んで自分を成長させ、誰からも信頼されるGKになること。この船橋招待で課題を少しでも改善し、自信をつけてプレミアリーグEAST開幕戦の青森山田高戦へ向かう。

(取材・文 吉田太郎)

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