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ロングスローからヘディング弾!CB小林康人が青森山田の22年度公式戦初ゴール!

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前半15分、青森山田高CB小林康人が先制ヘッド

[4.3 高円宮杯プレミアリーグEAST第1節 市立船橋高 0-2 青森山田高 グラスポ]

“3冠王者”の22年度公式戦ファーストゴールを背番号15のCBが叩き出した。前半15分、青森山田高はMF奈良岡健心(3年)の左ロングスローをニアのFW小湊絆(3年)が頭でそらす。これをファーから走り込んだCB小林康人(3年=鹿島アントラーズジュニアユース出身)が頭でゴールへ押し込んだ。

 小林は「(新チームの初ゴールは)そんな意識はしていなかったけれど獲れて良かったです。ロングスローはポイントがいて、そらして、自分が詰める。一人ひとりが役割を全うするのが大事だと思っていたのでやれて良かった」と微笑む。登録身長172cm。決して大柄ではないものの、勢いを持ってゴール前に飛び込み、大仕事をしてのけた。

 ゴール後は大きく跳躍して喜びを大爆発。丸刈りの頭をチームメートから撫でられると、2本の指をスタンドへ向けて掲げていた。このゴールでさらに気持ちを高ぶらせていたが、直後にビルドアップでミスも。集中力を維持すること、安定感を高めることは課題だ。

 それでも、コンビを組んだCB三橋春希(3年)とともにゴール前で粘り強く守り、完封勝利。「春希も守備だったら結構人に行くタイプなので、しっかりどっちか一人がチャレンジしたらカバーを徹底することを意識してやっています」。この日、自発的に声を発し続けていたCBは、チームメートのサポートも受けながら、ゴールと無失点勝利の両方を成し遂げた。

 小林は「去年のチームは素晴らしいチームで、“3冠”という素晴らしい結果を残しているけれど、自分たちの目標は一戦一戦目の前の試合に集中してやっていくことをテーマにしてやっている。来週はまたホーム開幕戦があるので、しっかり準備していきたい」。10日はホームでFC東京U-18戦。強靭なストッパーであり、ムードメーカーでもあるDFは無失点にこだわり、チャンスあれば連発する。


(取材・文 吉田太郎)
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