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[MOM3803]帝京FW森田晃(1年)_中学時代は街クラブのスーパーサブ。関東ルーキー開幕戦で躍動し、2G1A!

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前半23分、帝京高FW森田晃(青)が右足でこの日1得点目のゴール

[関東Rookie League][高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.23 関東Rookie LeagueAリーグ第1節 静岡学園高 3-5帝京高 時之栖うさぎ島G]

 中学時代はスーパーサブだったというストライカーが、 関東Rookie League開幕戦で2連覇中の王者を沈めた。帝京高は、前半20分までに静岡学園高に3点を奪われる苦しい展開。だが、「負けていても自分が必ず1点獲ると思っていた」というFW森田晃(1年=Forza'02出身)のゴールが反撃の狼煙を上げる。

 前半23分、MF永田煌の素早い右スローインでDFの背後を突いた森田は、相手から厳しく寄せられながらも動じずに右足シュート。この一撃がファーサイドのゴールを破り、チームは勢いづいた。前半のうちに同点とすると、後半開始直後に再び178cmのストライカーがゴールを奪う。

 後半1分、クロスのこぼれ球からこの日2点目のゴール。森田は「チームメートに(ハーフタイムの)休憩中、『オレが点獲るからボールを寄こせ』と言っていて、仲間が良いボールをくれたので決めることができました」と微笑んだ。直後にアシストも記録して2ゴール1アシスト。序盤から前線で力強くボールを収め、抜け出しなどからシュートを撃ち続けていたFWは結果も残してチームを勝たせた。

 自分の強みについて、森田は「泥臭いところです」と言い切る。この日のパフォーマンスについては、「まだまだ足りないです。もっとCKの時に頭入れてでも点を獲ったり、チームがキツイ時に前で収めたりというところが足りなかったので、もっとそういうところを練習して良くしていきたい」と納得はしていなかった。

 それでも、中学時代は体力が課題で、「自分よりも上」のFWが2人いたためにサブだったというFWが先発し、後半途中までチームを牽引。西武台高へ進学した旧友たち超えへの意欲もエネルギーに躍動した。

「彼らよりも多く、2倍も3倍も点獲って、彼らよりも自分の方が上というふうにしていきたい」と宣言。「(ルーキーリーグでの)個人の目標は、誰よりも点を獲って、得点王になることなので、そのためにスタメン定着とかしていかなければいけないと思っています」と語る森田が、練習からアピールを続けて先発を守り、ピッチでゴールを連発する。

(取材・文 吉田太郎)
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