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[MOM3813]桐光学園FW吉田晃大(1年)_熊本出身の強力FWが突破繰り返し、決勝点

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桐光学園高の強力FW吉田晃大は決勝点をマーク

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.24 関東Rookie LeagueAリーグ第2節 帝京高 1-2 桐光学園高 時之栖うさぎ島G]
 
 熊本から関東の強豪で挑戦中のFWが、飛躍への第一歩を刻んだ。桐光学園高FW吉田晃大(1年=ルーテル学院中出身)は立ち上がりからボールを持つと果敢な仕掛けを連発。スピードと馬力のあるドリブルは簡単には止まらず、チームが押し込んだり、セットプレーを獲得したりする要因になっていた。

 この日は先制するも後半に追いつかれ、退場者も出す苦しい展開。だが、吉田は後半38分、FW丸茂晴翔のラストパスから決勝点を挙げ、チームを勝利へ導いた。「1-1で人数も少ない中でずっと自分が絶対に決めるという気持ちでいました。(決勝点のシーンは)味方えぐってくれて、ここ走ってチームのために貢献しようと思って、味方が良いクロスを入れてくれたので決めることができました」。初戦は0-4で敗戦。将来のエース候補にとっては待望の初ゴールでもあった。

 吉田は熊本県の強豪・ルーテル学院中出身。「親元離れて県外で勉強もスポーツも両立できる環境が桐光学園にはあって、自分が成長するために、自立した人になれるために」桐光学園への進学を決断したという。

 入学式前からAチームに帯同していたが、思うようなプレーができず、ルーキーリーグ開幕前日に気合の丸刈り。「行動を変えないなといけない、そうしたら色々変わってくるかなと思って」という行動、強い気持ちがこの日の結果を引き寄せた。

「まだまだ全然身体も動かないし、上手くいかないのでこれから頑張ってやっていきたい。運動量とスピードを活かして、しっかりと90分走り切れるところを見て欲しいです。ルーキーでは、これから負けないようにしっかり1試合1試合勝ち点を重ねて行って、全国に繋げるということと、今年も冬に選手権があるのでメンバー入りして先輩からスタメン取る気持ちで出れるようにしたい」。判断スピードや球際の部分など課題がある一方、強烈な武器も持つFWが、日々努力を続けて目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)
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