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[MOM3828]熊本国府DF山内奎人(1年)_好守連発。堅守・国府の次世代のリーダー

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熊本国府高CB山内奎人は好守を連発し、勝ち点1獲得に貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.3 球蹴男児 U-16D1第6節 熊本国府高 1-1 日章学園高 大津町運動公園多目的広場]
 
 日章学園高の多彩な攻撃に押し込まれる展開。それでも、熊本国府高は堅い守りを90分間続けて勝ち点1をもぎ取った。特に大きかったのが、CB山内奎人(ロアッソ熊本ジュニアユース出身)の存在だ。

 山内は「自分の強みというのは相手を抑えるとか、勝つことなので、自分のストロングポイントを出せた試合かなと思います」と自己分析。特長の一つであるヘディングで跳ね返せなかった部分があったことを反省していたが、もう一つの強みは「存分に出せた」と振り返る。

 日章学園は連動した崩しや個の打開力でゴール前に抜け出してきていたが、山内が的確なカバーリングを連発。時に身体を投げ出して相手の攻撃をストップしていた。加えて、正田浩之コーチが「人間的にも抜群のリーダー」と評する山内は、その姿勢をピッチ内外で発揮。仲間にもリーダーシップを求めた上で、自分が先頭に立ってチームの意識をより高めようとしている。

 山内は熊本ジュニアユースでレギュラーも務めていたDFだが、3年時は怪我の影響で出場機会が減り、ユースチームに昇格することができなかった。進路に選んだのは、地元・熊本の強豪校である熊本国府。「自分、守備の選手なので、守りの国府に。(チームは)堅守速攻を(強みとして)やっていて自分は守備の選手なので国府に入学しました」

 山内は今後の目標について、「3年後は選手権しっかり出ることを意識していて、その第一歩が球蹴男児だと思っているので上位を狙いたいですし、最終目標は選手権に出場して勝ち続けることなのでそれへ向けて努力しています」とコメントした。仲が良いという大津高の1年生CB五嶋夏生はすでにAチームの先発として奮闘中。「負けたくない」と語る実力派DFは、下級生からAチームに食い込んで活躍すること、チームを勝たせ続ける選手になることを目指して力を磨く。

(取材・文 吉田太郎)
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