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先発奪還へ。帝京長岡の2年生10番MF堀颯汰が投入直後に同点ゴール

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後半4分、帝京長岡高MF堀颯汰が同点ゴール

[5.21 高円宮杯プリンスリーグ北信越第8節 日本文理高 1-1 帝京長岡高 日本文理高G]

 開幕戦から先発出場を続けてきた10番が、先発奪還への思いの強さを結果で表現した。帝京長岡高(新潟)MF堀颯汰(2年=FCフェルボール愛知出身)はこの日、後半開始から左SHとして出場。「スタメンにまた戻るために、得点という結果を狙っていました」という10番は出場からわずか4分後、MF廣井蘭人(3年)の斜めのループパスで抜け出すと、狭いニアサイドへ右足シュートを叩き込んだ。

「斜めのボールというのは蘭人君が持った時は狙っていて、そこは上手く受けられてトラップして、(ニアのコースが)見えて、思い切って振ったら入りました」。チームに歓喜をもたらしたMFは、その後も懐の深さを活かしたボールキープとゴールへ向かうドリブル、判断の速いパスでチャンスメーク。決定的なパスも通していたが、2点目を奪うことはできず、1-1の引き分けに終わった。

 ここまで2得点を奪っていた一方、自分の良さやチームに求められるものを十分に発揮できていなかったという。2試合連続ベンチスタートとなり、この試合で評価を変えるつもりだった。チームにとって待望の先制点をマークしたが、試合で勝ち切れず、本人も満足感は無し。「まだ自分でシュートまで持って行けなかったり、得点に繋がっていないので、得点に繋げるというところではまだまだです」。信頼を勝ち取るためにより成長し、結果を残す考えだ。

 昨年度の選手権は2試合でベンチ入りしたものの、出番はゼロ。だが、高校進学前から徹底的に磨いてきたドリブルなど攻撃力に注目の堀は、新チームの10番を託された。エース番号「14」を背負う注目MF廣井の後継者候補は、「まず10番もらえたということで、もっとやらないといけないという気持ちがあります。ずっとドリブルは練習してきたので自然と身について、簡単には取られないという自信があります」と力を込める。

 特別なスピードがなくても相手の逆を取ってチャンスを生み出すMFベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティ)が憧れの存在。悔しい思いを経験しながら成長を続ける堀について、谷口哲郎総監督は責任感で目の色が変わり、自分からエネルギーを発し出してきたことを説明する。

 この後、始まるインターハイ予選は将来のためにも重要な大会。「インターハイへ向けてまずスタメン勝ち取って、自分の持ち味を出して、活躍したいという気持ちがあります」。その思いをまた結果に結びつける。

(取材・文 吉田太郎)
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