3大会ぶり29回目のインターハイ出場を果たした千葉の名門、市立船橋高(千葉)は再び日本一を目指す。市船の10番を背負うFW郡司璃来(2年=JSC CHIBA出身)は高精度のトラップとシュートセンスが武器の2年生エース。U-17日本代表候補にも選出される郡司に高校サッカーでの現在地とこれからの目標を聞いた(取材日は7月中旬)。

―現在のチーム状況や心境は?
「今の市船の状況はプレミアも最下位に近いところにいて厳しい状況で、まだチーム一丸になって戦えていないところが多いので、そういうところでチーム一丸となって戦えれば一人ひとりの得意なプレーとかも出てくると思うので、早く練習からバチバチにやってチーム一丸になってやりたいです」

―個人としては?
「メンタルなくなるとイライラしちゃって自分のプレーができていないというのが多いので、そういうところで昨日も(マーキュリアルトライアルセッションで)長友(佑都)さんが言っていた通り、サッカー選手はメンタルが大事なので、そういうところで何があってもメンタルを維持できるようにしていきたいです」

―トッププレーヤーのメッセージを聞いて、どう感じた?
「昨日は自分の心に刺さりました。今まではあまり響くことがなかったけれど、昨日はめっちゃ響きました」

―特に響いた言葉は?
「メンタルの部分が大事、どれだけメンタルの部分をやられないかが大事だと言っていたので、そこは結構突き刺さりました。自分はネガティブ思考になることが多いので、それをポジティブにできるようにしていきたいです」

―ネガティブ思考なんだ?
「めっちゃ、ネガティブです。すぐにネガティブになってイライラしてしまいます。上手くいかないと、『何でなんだ』となってしまう」

―それを変えられそう?
「絶対に変われると思っているので、練習からイライラせずに変わっていきたいです。(今までも取り組んでいたが、)もう絶対にしないという感じですね」

―力を発揮するために人一倍努力してきた。
「頑張っているんですけれども、プレミアでも最近は結果を残せていないので、結果が出ていない分、もっと頑張らなきゃいけないと思います」

―スキルは全国でもトップクラスだと思うが、自分のどこに物足りなさを感じている?
「もっと良いプレーができるところがあるんですけれども、そういうところで引いたり、行けるところで行かなくてパスにしちゃったりして、スタッフに指摘を受けたりするので自分のプレーを見せなきゃいけないというのがあります」

―市船は常勝軍団じゃないといけない。
「球際、切り替え、運動量の3つ部分で試合に勝てなかったら話にならないし、結果も自分たちに来ないので、そういうところで負けていたらダメかなと思っています」

―自分に求める活躍は?
「FWで出るんでチームを勝たせられるように、毎試合毎試合点を決めて頑張っていきたいです」

―見て欲しいところは?
「自分のボール持った時を見て欲しいです。(特に自信があるのは)ドリブルと裏抜けです。(裏抜けは)勝手に身に付いています。(ドリブルも)感覚です」

―これが全国でもやれる武器だなと気づいたのは?
「高校に入ってから気づきました」

―代表合宿でも手応えを話していたと思うけれど、この武器をどのようなレベルにしていきたい
「日本のどの選手にも負けないくらいの力に持っていきたいです」

―「10」へのこだわりはある?
「無いです。試合に出られれば何でも良いので」

―サッカーでのこだわりは?
「ピッチに立った以上、最後まで交代せずに出続けたいというのはあります」

―どのような将来像を描いている?
「小さい頃から夢であるプロになるために市船に来たので、市船での3年間でプロになるという思いは人一倍あると思います」

―目標に近づくことができている?
「まだ実感はないですね。(結果を残せば)変わると思います」

―新しいマーキュリアルを履いてみて、率直な感想は?
「軽くて、履きやすいスパイクです」

―AIRを感じるか?普通のスパイクと全然違う?
「中がプニプニしていて、普通のスパイクではない感じがして履きやすいです。プニプニしていて、下からの衝撃が吸収されちゃうので、あまり疲れないと思います」

―アッパー(皮)の伸縮性は?
「結構伸びます。自分の足は横幅が広いけれど、結構良い感じです」

―デザインはどうか?
「結構格好良いと思います、小さい子たちに人気になるスパイクだと思います」

―これまでのマーキュリアルのイメージは?
「横幅が結構キツいというイメージがあったんですけれども、今回のスパイクはそんなに横幅は気にならない感じです」

―このスパイクはどの瞬間に大丈夫だと感じた?
「自分、履いていると第5(中足骨)のところが痛くなってくる。でも、それが今回のスパイクでは無いので。横幅は気にならない感じです」