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[MOM3983]東山MF真田蓮司(3年)_実力派ボランチが課題に取り組みながら、活躍。先制PKも

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東山高MF真田蓮司は先制PKを決めるなど決勝で活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.15 U-18青森ユースフェスティバル決勝 初芝橋本高 1-3 東山高 カクスタ]

 東山高(京都)は初芝橋本高(和歌山)との関西勢対決を制し、第1回U18青森ユースサッカーフェスティバル優勝。MF真田蓮司(3年=セレッソ大阪U-15)は先制PKを決めたほか、ボランチの位置で貢献度の高いプレーを続けた。

 福重良一監督は「最初少し運動量落ちていましたけれども、3点獲るまで利いていたので。だいぶPAに侵入するまで活動してくれていますし、それは課題でもあったし、大会通してやってくれたので良かった」。準決勝後には真田とMF松橋啓太(3年)の実力派ダブルボランチに苦言を呈していたが、決勝では2人を評価し、真田をマン・オブ・ザ・マッチに推した。

 東山は前半23分に真田の右足PKで先制点。MF北村圭司朗(3年)が獲得したPKを左上へ蹴り込んだ。「PKはインターハイ前とかもずっと練習していて、自分も自信があったので。(福重)先生からも蹴れと言われましたし、ここで決めないとチームが勝てないというのがあったので、決めれて良かったです」と振り返る。

 運動量豊富な真田は攻守に渡ってボールに係わり続け、決定的なラストパス、シュートを放つこともできるボランチだ。決勝では、「先生にも言われていましたし、運動量で前に係れて行けたらチャンスも増える」と積極的にサイド、ゴール前の崩しに係わり、シュートも放った。

 この日は好プレーで優勝に貢献。準決勝でも「(青森)山田相手に自分のプレーもできた部分もあったので自信になった」と手応えを口にする。今春、U-17日本高校選抜に選出され、タレントたちの中でも存在感を放ったMFはさらなるレベルアップを誓う。

「まだ無駄に蹴っているところがあったり、自分も失うところもあって、もっとボランチで動かしたり質を上げて行けたら良いと思います。一個一個のパスとか質を。自分はまだまだだと思う。一個一個の質をまだまだ上げていきたい」

 U-17日本高校選抜でボランチコンビを組んだMF徳永涼(3年)が、中心選手としてインターハイ優勝を果たした。ライバルの全国制覇はエネルギーに。「選手権では東山が優勝できるように、自分が良いプレーをしてチームを勝たせるようなプレーがしたいです」。選手権ではライバルたちを圧倒するようなサッカーを展開することが目標。そのために、より個を伸ばして冬を迎える。

(取材・文 吉田太郎)

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