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[MOM3984]青森山田DF三橋春希(3年)_後半にセットから2得点!前半不発のヘッドも修正

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後半アディショナルタイム、青森山田高CB三橋春希がヘディングシュートを決めて4-1

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.15 U-18青森ユースフェスティバル3位決定戦 日大藤沢高 1-4 青森山田高 カクスタ]

 青森山田高は這い上がってきたCB三橋春希(3年=青森山田中出身)がいずれもセットプレーから2ゴール。和倉ユース大会決勝で敗れていた日大藤沢高からの雪辱白星に大きく貢献した。

 1-1の後半1分、三橋は右CKを右足ダイレクトボレーで合わせて勝ち越し点。「自分が思っていた以上に(CKが)低く来て、でも相手の前には入ろうと思っていたので、上手く入れて足で流し込むという形で決められたので良かった」。この日欠場していたエースFW小湊絆(3年)の下へ駆け寄り、抱擁してゴールを喜んだ。

 前半はセットプレーから放った3本のヘディングシュートが全て枠上。チームメートから「叩けよ!」と厳しく指摘され、本人は悔しさを滲ませていた。だが、身体を投げ出して決めた執念の一撃。その三橋はヘディング弾も決めて見せる。

 後半アディショナルタイム、今度は左サイドからのCKを頭で叩いて2点目。「自分がフリーで走ってジャンプして待つというのを(コーチの)正木(昌宣)さんから言われていて、それが上手く出来た」。試合の中でも成長。この日は前へ出ての潰し、カバーリングでも利いていたが、4-1という結果に満足はしていなかった。

「自分の2ゴールよりも失点したことが悔しくて、やっぱり後ろはゼロで行きたかったので課題です。点数を獲った後、自分たち緩くなるところがあるので、点数獲った後に後ろがいかに締めれるか」

 三橋は今季、プレミアリーグEAST開幕戦からDFリーダーとして奮闘。負傷離脱していたCB多久島良紀主将(3年)の穴を埋めていたが、リーグ第4節から連敗が続き、ポジションを失ってしまう。

 それでも、「ベンチから見ていてチームの課題とか、何が足りないとか凄く見えて、自分が出た時にそこを埋めようと思っていた」。交代出場でピッチに立った際は常に一番声を出すなど、コーチング力と戦う姿勢を発揮。その三橋はインターハイ後に開催された和倉ユース大会から先発に復帰した。

 今回の第1回U18青森ユースサッカーフェスティバルも継続して先発。「和倉でチャンスをもらってチャンスを掴めたので、これからも奢らずに、常に謙虚な姿勢を持ってやっていって、頑張ってスタメンを取り続けていきたい」。チームは怪我人が多い状況だが、前向きにチームを牽引する意気込み。青森山田のDFとして失点ゼロにこだわり、セットプレーでゴールも奪う。


(取材・文 吉田太郎)

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