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後半40+4分に同点PK!静岡ユースFW斉藤柚樹は重圧に「負けないで気持ちで蹴れた」

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後半40+4分、静岡ユースFW斉藤柚樹(清水ユース)がPKを決めて同点

[8.26 SBS杯第2節 U-18日本代表 1-1(PK3-4)静岡ユース 草薙陸]

 チームメートが諦めずに戦い、獲得したPK。静岡ユースの「9」を背負うストライカー、FW斉藤柚樹(清水ユース)がゴールへ沈め、歓喜をもたらした。

 静岡ユースは1点を追う後半40+4分、相手のミスからショートカウンター。MF斎藤晴(JFAアカデミー福島U-18)のクロスが相手DFのハンドを誘い、主審はPKスポットを指さした。

 他の希望者もいる中でキッカーを務めたのは斉藤柚。「(キッカーは)『もう、オレ』っていう。緊張したんですけれども、そこで負けないで気持ちで蹴れたんで良かったです」。自分の間合いでPKに向かい、GKの逆側へしっかりと蹴り込んだ。

 その後もPK戦ではチームメートに迷惑を掛けてしまったが、それでもU-18日本代表撃破。斉藤柚は「相手が日本代表ということで、自分たちチャレンジャー精神の気持ちで行って、最初からベンチも含めてみんな気持ちが入っていたので、そこは楽しんでやることができました」と振り返る。清水ユースのチームメートで、高校のクラスメートでもあるというU-18日本代表DF石川晴大とも対戦。貴重な80分間を楽しんで、勝って終えた。

 U-18日本代表との対戦で自身と「代表」との差を体感することができた。「もっと守備をしなければいけないですし、収める力であったり、攻撃に繋げる力だったりはまだまだ足りないと思ったので、そこはまだまだやって行かなきゃなと思っています」とコメント。押し込まれる展開の中でも自分がどう起点となり、味方に繋いでいくか。現在プレミアリーグWESTでチームトップの6ゴール。より上のステージに立つため、この日学んだことを将来の飛躍に繋げる。 

(取材・文 吉田太郎)

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