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[MOM4002]帝京MF永田煌(1年)_狙って決めた40m強の超ロングシュート

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帝京高MF永田煌(1年=FC東京U-15むさし出身)はスーパーゴールで決勝点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.17 NB CHAMPIONSHIP U-16予選リーグ第2節 飯塚高 0-1 帝京高 時之栖うさぎ島G]

「狙って」スーパーゴールを決めた。前半3分、帝京高は中盤でボールを奪ったMF永田煌(1年=FC東京U-15むさし出身)が、「(相手の)GK出ていたので『空いているな』と思って打ちました。他の試合でも何回かやっていて得意でもあった」とハーフウェーラインをやや越えた位置から超ロングシュート。これが40m以上先のゴールネットへ吸い込まれ、先制点となった。

 常にGKの位置を見て、ロングシュートを狙っているという永田のスーパーゴール。トレーニングでも、ループでのスルーパスの練習を行うなど、ゴールに対する意識の高さとキック練習の成果が貴重な1点に繋がった。

 自分の特長について、永田は「顔を上げるようにしているので、裏パスやきょう決めたようなゴールだったり、視野は広いかなと思います」と説明。この日はトップ下の位置でボールを収めて起点となったほか、後半にはカウンターから決定的なラストパスも通した。

 ただし、「自分的には納得はいっていないです。最後らへんのプレーとか左サイドの人を使えていなかったり、自分が味方を上手く活かせていなかった」と首を振る。それでも、FWエデン・アザールに憧れるアタッカーは、ゴールで帝京を強豪対決勝利へと導いた。

 FC東京U-15むさしからU-18チームへの昇格を逃して帝京へ進学。当時は守備が課題で、得意のドリブルも抜き切ることができなかったという。また膝の負傷などで十分な活躍ができなかった。

 悔しさを味わったが、チームメートのレベルが高く、トレーニングの強度・質も高い帝京で成長中。ドリブルやシュートに加え、課題の守備や90分走り抜く力も強化している。Aリーグ3位でU-16全国大会出場に届かなかった関東Rookie Leagueは、「結果は納得行っていない。これから頑張りたい」という大会に。だからこそ、「newbalance CHAMPIONSHIP U-16」ではこの日のようなゴール、アシストという結果を残し続けて帝京の優勝に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)

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