[MOM4009]流通経済大柏DF佐藤夢真(1年)_同じ相手に2度の敗戦は「男としてありえない」。個人、チームでリベンジ
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.19 NB CHAMPIONSHIP U-16準決勝 帝京高 0-2 流通経済大柏高 時之栖うさぎ島G]
「同じ相手に2回負けることは、男としてありえない」
試合前のミーティング。リーダーは流通経済大柏高の仲間たちに強い言葉をぶつけ、鼓舞した。その「闘将」CB佐藤夢真(1年=FC多摩ジュニアユース出身)が先制ゴールと完封勝利。関東Rookie Leagueで敗れている帝京高からのリベンジ勝利へ導いた。
0-0の前半29分、流経大柏はMF鈴木雄太がPKを獲得。「ファウルになった時から自分が絶対に蹴ると決めていた」という佐藤がPKスポットへ向かう。PKが得意という訳ではないというが、抱いている絶対の自信。帝京の名手・GK大橋藍の逆を突く一撃で先制点をもたらした。
ゴールを確認すると、ベンチ側のタッチライン方向へゆっくりとランニング。そして、座禅を組む“ヨガポーズ”のゴールパフォーマンスを披露した。「事前から『ハーランドのゴールパフォーマンスを絶対にやる』と宣言していて、静学戦でもしたんですけれども、ライブ配信している中でできたので良かったです」。ゲキサカのライブ配信が行われている準決勝でゴールパフォーマンスできたことを喜んだ。
この日は帝京の強力FW森田晃と対峙。「相手のFWが強くて、ルーキーの時は結構ボコボコにされて警戒していて、自分と(福田)純平でチャレンジ&カバーをしながら潰せたのが結構デカい」と振り返る。個人としても、「同じ相手に2回負けることは、男としてありえない」を実践。決勝で矢板中央高の勢いに飲まれて準優勝に終わったことを悔しがったが、個人としても成長する大会になった。
「元々はこっち(「newbalance CHAMPIONSHIP U-16」)に来ない予定だったんですけれども、前日に『こっちに来い』と言われて、プレミア・プリンス(チームに帯同している1年生が)いなくて結構不安もあったんですけれども、個人としては一皮剥けた感じがして、『精神面でも結構強くなった』と言われました」。帯同した榎本貴士コーチと森山圭司コーチから変化を認められたという。
もちろん、現状に満足はしていない。U-17日本高校選抜のCB萩原聖也ら3年生の背中を見て、学んで、よりレベルアップする意気込みだ。「まだまだ足りないので、吸収して食らいついていきたいです」。精神面でも、プレー面でも注目世代を引っ張る選手になる。
(取材・文 吉田太郎)
[9.19 NB CHAMPIONSHIP U-16準決勝 帝京高 0-2 流通経済大柏高 時之栖うさぎ島G]
「同じ相手に2回負けることは、男としてありえない」
試合前のミーティング。リーダーは流通経済大柏高の仲間たちに強い言葉をぶつけ、鼓舞した。その「闘将」CB佐藤夢真(1年=FC多摩ジュニアユース出身)が先制ゴールと完封勝利。関東Rookie Leagueで敗れている帝京高からのリベンジ勝利へ導いた。
0-0の前半29分、流経大柏はMF鈴木雄太がPKを獲得。「ファウルになった時から自分が絶対に蹴ると決めていた」という佐藤がPKスポットへ向かう。PKが得意という訳ではないというが、抱いている絶対の自信。帝京の名手・GK大橋藍の逆を突く一撃で先制点をもたらした。
ゴールを確認すると、ベンチ側のタッチライン方向へゆっくりとランニング。そして、座禅を組む“ヨガポーズ”のゴールパフォーマンスを披露した。「事前から『ハーランドのゴールパフォーマンスを絶対にやる』と宣言していて、静学戦でもしたんですけれども、ライブ配信している中でできたので良かったです」。ゲキサカのライブ配信が行われている準決勝でゴールパフォーマンスできたことを喜んだ。
この日は帝京の強力FW森田晃と対峙。「相手のFWが強くて、ルーキーの時は結構ボコボコにされて警戒していて、自分と(福田)純平でチャレンジ&カバーをしながら潰せたのが結構デカい」と振り返る。個人としても、「同じ相手に2回負けることは、男としてありえない」を実践。決勝で矢板中央高の勢いに飲まれて準優勝に終わったことを悔しがったが、個人としても成長する大会になった。
「元々はこっち(「newbalance CHAMPIONSHIP U-16」)に来ない予定だったんですけれども、前日に『こっちに来い』と言われて、プレミア・プリンス(チームに帯同している1年生が)いなくて結構不安もあったんですけれども、個人としては一皮剥けた感じがして、『精神面でも結構強くなった』と言われました」。帯同した榎本貴士コーチと森山圭司コーチから変化を認められたという。
もちろん、現状に満足はしていない。U-17日本高校選抜のCB萩原聖也ら3年生の背中を見て、学んで、よりレベルアップする意気込みだ。「まだまだ足りないので、吸収して食らいついていきたいです」。精神面でも、プレー面でも注目世代を引っ張る選手になる。
(取材・文 吉田太郎)