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[MOM4147]駒澤大高DF山口航生(2年)_サイドバックとして開花する得点力「最初からゴールを狙っていた」

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攻撃センスが光ったDF山口航生(2年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.27 横山杯決勝リーグ第1節 専修大北上高 0-6 駒澤大高 グリーン土合グラウンドA面]

 超攻撃的サイドバックとして絶賛覚醒中だ。駒澤大高(東京)のDF山口航生(2年)は27日に行われた横山杯決勝リーグ第1節・専修大北上高(岩手)戦で再三チャンスに絡み、1ゴールを記録。3得点を挙げた前日の好調を維持し、6-0の大勝に貢献した。

 これまで山口はセンターバックを主戦場にプレー。本格的にサイドバックにチャレンジするのは今年からだが、それを感じさせないオーバーラップのセンスとスプリント能力を発揮している。計3ゴールの活躍を見せた前日の予選リーグに続き、この日も攻撃で存在感を示した。

 2-0で迎えた後半5分、右サイドを勢いよく駆け上がり、MF内田龍伊(1年)のスルーパスに反応。右足で冷静に流し込み、さらにリードを広げた。

「今日は攻撃的な位置を意識して最初からゴールを狙っていました。中盤からいいラストパスが入ってきて、狙い通りの形でゴールが奪えたので良かったです」

「(サイドバックは)得点を取るようなポジションではないと思うんですけど、そういう点が取れるのは大事なところなので」

 サイドバックの枠を超え、結果でチームを引っ張っていく存在へ。リベンジを期す新年度に向けた決意の表れでもある。

「選手権(東京都Bブロック準々決勝)では東京実業に負けてしまいました。自分は怪我で出られなかったんですけど、その悔しさを今年のチームで晴らして、全国を狙っていくチームを作っていきたいです」

 頼れる“右の矢”となり、駒澤大高を高みへと導く。

(取材・文 阿部哲也)

●横山杯第23回全国ユース招待サッカー大会特設ページ

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