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“選抜”で再びゴール量産へ。191cmFW小林俊瑛「ゴール前の仕事に集中してやっています」

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昨年のU-17日本高校選抜でゴール量産。日本高校選抜候補FW小林俊瑛(大津高3年)は結果にこだわる

[1.21 練習試合 日本高校選抜候補 3-2 流通経済大 時之栖裾野G]

 191cmの大器が再びゴールを量産する。日本高校選抜候補FW小林俊瑛(大津高3年)は流通経済大との練習試合2本目の30分間プレー。「高さは通用していたと思うので、そこは自信を持ってやれた」というFWは、球際の激しい相手DFに対して工夫しながらポストワークし、最後の局面でフィニッシュを狙っていた。

 ただし、「主張が足りなかった」と振り返ったように、ラストパスが他の選手の下へ。また、ボールを引き出してもわずかなズレで決め切れないシーンがあった。前日のゲーム練習では大津高のチームメートであるMF田原瑠衣(3年)のクロスを引き出してゴールを決めたが、“2戦連発”とはならず。試合は強敵に勝利したものの、大型ストライカーは満足していなかった。

 これから爆発する可能性は、十分にある。U-17日本高校選抜の一員として出場した昨年のJ-VILLAGE CUP U18ではU-17日本代表戦や履正社高との決勝を含めて4戦連発。チームメートが良い形でクロスを上げてくれていたこともあり、7得点を挙げ、大会得点王とMVPを獲得した。

 今回の日本高校選抜候補は当時のU-17日本高校選抜から多くがメンバー入り。「周りの選手が凄く上手いので、自分がポゼッションとかに係わらなくてゴールに行けるので、そこの部分はゴールに集中できるところがあるので、ゴール前の仕事に集中してやっています。点を取らないとここにも残れないと思う」。チームメートとコミュニケーションを取り、連係を高めて日本高校選抜でもゴールを連発する。

「大津のキャプテンできたことは凄く良い経験だった」という大津での日々から、新たな挑戦へ。「モチベーションも高いですし、コンディションも良い」と語る小林は日本高校選抜で結果を残し、筑波大での飛躍に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)
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