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高体連のタレントたちが激突。先輩の日本高校選抜候補がU-17日本高校選抜に5発快勝

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2本目25分、日本高校選抜候補MF木村匡吾(岡山学芸館高3年)がヘディングシュートを決める

[1.23 練習試合 日本高校選抜候補 5-1 U-17日本高校選抜候補 時之栖G]

 先輩が5ゴールで快勝した。U-18の日本高校選抜候補とU-17日本高校選抜候補が、それぞれ20日から23日まで静岡県内で選考合宿を行った。合宿最終日の23日午前、両チームが練習試合(30分×3本)で対戦し、5-1で日本高校選抜候補が快勝した。

 U-18の日本高校選抜候補(以下、U-18候補)とU-17日本高校選抜候補(以下、U-17候補)との練習試合は昨年も実施されており、1勝1敗の成績。U-18候補のMF田原瑠衣(大津高3年)は昨年、U-17候補の一員としてU-18候補撃破を経験している。「去年、自分たちは18に勝って、18が凄く悔しかったと思うので、今年、自分たちが逆の立場になった時に負けられない、というのがありました」と説明する。そのU-18候補がU-17候補に健闘を許したものの、5ゴールでねじ伏せた。

 1本目、U-18候補はGKデューフエマニエル凛太朗(流通経済大柏高3年)、DF山内恭輔(前橋育英高3年)、三橋春希(青森山田高3年)、齋藤駿(前橋育英高3年)、鈴木大翔(尚志高3年)、MF野頼駿介(桐光学園高3年)、徳永涼(前橋育英高3年)、松橋啓太(東山高3年)、廣井蘭人(帝京長岡高3年)、FW古田和之介(履正社高3年)、小湊絆(青森山田高3年)が先発した。

 一方のU-17候補はU-18候補から合流しているDF田辺幸久(大津高2年)、MF碇明日麻(大津高2年)、FW西丸道人(神村学園高2年)が先発。GK雨野颯真(前橋育英高2年)、DF田辺、塩川桜道(流通経済大柏高2年)、八巻涼真(浜松開誠館高2年)、野田隼太郎(藤枝東高2年)、MF安斎悠人(尚志高2年)、碇、神田拓人(尚志高2年)、松田悠世(桐光学園高2年)、FW山本吟侍(高川学園高2年)、西丸が先発した。

 立ち上がり、U-17候補FW西丸の突進をU-18候補の鈴木と齋藤が2人がかりで阻止。さらに徳永が単独で2度3度と相手選手を潰し切る。7分、U-18候補は徳永の展開から鈴木が右クロスを上げ、小湊が右足シュート。個々の技術力とビルドアップの精度、球際の強度で上回るU-18候補は細かなパスを繋ぎ続け、古田のドリブルシュートなども交えて先制点を狙う。

 だが、やや中央からの崩しに偏より過ぎる感のあったU-18候補に対し、U-17候補は八巻、塩川の両CBが健闘。また、神田や野田がボールを奪い返し、田辺、碇が推進力のある動きを見せて攻め返していた。徳永や松橋のミドルパスを織り交ぜて攻めるU-18候補は前半終了間際、見事な崩しでゴールへ迫るが、U-17候補GK雨野がストップする。U-18候補は30分にもPAで廣井の縦パスを受けた小湊が反転しながら右足シュート。だがゴール左へ外れ、0-0で1本目を終えた。

 2本目、U-18候補はGK佐藤瑞起(東山高3年)、DF都築駿太(流通経済大柏高3年)、多久島良紀(青森山田高3年)、新谷陸斗(東山高3年)、鈴木、MF高足善(前橋育英高3年)、木村匡吾(岡山学芸館高3年)、笠置潤(神村学園高3年)、田原、FW今井拓人(岡山学芸館高3年)、山本颯太(前橋育英高3年)が出場した。

 一方のU-17候補はGK平塚仁(岡山学芸館高2年)、DF市川和弥(尚志高2年)、岩崎総汰(浜松開誠館高1年)、青谷舜(桐光学園高1年)、石川穂高(昌平高2年)、MF福永裕也(京都橘高2年)、長準喜(昌平高2年)、近藤侑璃(國學院久我山高1年)、金城蓮央(神村学園高1年)、FW小田晄平(昌平高2年)、田口裕真(岡山学芸館高2年)が出場した。

 8分、U-18候補が先制する。多久島のインターセプトから左の高足が中央へパス。田原が浮き球パスを左へ展開すると、山本の折り返しを高足が左足でゴールへ沈めた。1本目、背後の動きが少なかったU-18候補は攻め方を修正。早速、ゴールに結びつけた。

 U-17候補はGK平塚のシュートセーブやCB岩崎のブロックで対抗。だが、U-18候補はボールを失っても出足の速い守備で簡単には前進を許さない。15分、U-18候補は鈴木と右SB坂本翼(大津高3年)をチェンジ。新谷がカウンターを阻止するなど1-0で試合を進めると25分、高足の右足ミドルのこぼれを右で拾った田原が左足クロスを上げる。これにファーの木村が頭から飛び込み、ゴールへ突き刺した。
 
 3本目、U-18候補はGK鈴木健太郎(成立学園高3年)、DF多久島良紀(青森山田高3年)、新谷、大田知輝(帝京高3年)、坂本翼(大津高3年)、MF篠田翼(昌平高3年)、山田蒼(岡山学芸館高3年)、真田蓮司(東山高3年)、小池直矢(前橋育英高3年)、FW塩貝健人(國學院久我山高3年)、福田秀人(米子北高3年)が出場した。

 対するU-17候補はGK中浦悠大(京都橘高2年)、DF白石蓮(尚志高2年)、宮崎達也(日大藤沢高2年)、山田佳(前橋育英高1年)、田中佑磨(佐賀東高1年)、MF土谷飛雅(昌平高2年)、谷川勇獅(青森山田高1年)、芝田玲(青森山田高2年)、田邉望(岡山学芸館高2年)、FW仲田堅信(米子北高2年)、宮地陸翔(京都橘高1年)が出場した。

 U-17候補が先制パンチを浴びせる。2分、右サイドからのパスを受けた土谷がクロスバー直撃の右足シュート。跳ね返りを仲田が頭で押し込んだ。だが、U-18候補はすぐに反撃。4分には真田の右CKにフリーで飛び込んだ塩貝が右足ダイレクトでゴールを奪う。

 さらに7分、左中間でボールを受けた篠田がスラロームのようなドリブルから右足シュートを突き刺す。直後にも篠田のインターセプトから左へ抜け出した福田が平行のラストパス。これを塩貝が難なくゴールへ沈める。

 U-18候補は、3連続ゴール後も多彩な攻撃で相手ゴール前まで持ち込む。その攻撃を凌いだU-17候補もグラウンダーでの攻撃にチャレンジする。だが、U-18候補は小池らアタッカーの選手たちも献身的な守備。DFラインも危なげのない守りを続けて3本目は3-1、合計5-1で勝利した。

 U-18候補は選考合宿での練習試合とは言え、対外試合3連勝。田原はU-18候補について、「完成度が高いというか、一人ひとりの技術が凄く高い。後ろも安定しているので凄く良いチームです。プロはいないけれどプロ並みの選手ばかりで凄い刺激を受けて毎日楽しいです」と語っていた。メンバー選考はこの日で終了。最終的に18名が海外遠征へ向かう。

 松橋は「まだ海外のチームとやったことがないのでどんなチームなのか気になりますし、自分がどのくらいできるのかも気になるので本当にヨーロッパ遠征まで残ってやりたいと思います」。まずは2月に23名予定のメンバーが集結し、「NEXT GENERATION MATCH」(2月11日、国立)の横浜FMユース戦へ向けて準備。白星を勝ち取り、その後の戦いへ弾みをつける。

(取材・文 吉田太郎)
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