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[MOM4205]明秀日立FW石橋鞘(2年)_「ずば抜けてこのチームを...」。自覚持つ強力FWが県決勝で2発

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前半18分、明秀日立高FW石橋鞘(2年=SCH.FC出身)が先制ゴールを喜ぶ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.1 茨城県新人大会決勝 明秀日立高 7-0 境高 ト伝ノ郷A]

 自覚を持ってチームを引っ張っている。明秀日立高FW石橋鞘(2年=SCH.FC出身)は、新人戦決勝で先制点を含む2ゴール。昨年の関東高校大会決勝で2アシストを記録して関東制覇に貢献している新エースは、「自分だけじゃなくてチームの強度とか、自分の周りの環境を良くしていかないとなと。チームに敢えて厳しく言って、自分が引き上げていって、自分にとって良い環境を作っていくことが大事。その中でも、『ずば抜けてこのチームを引っ張っていくのは自分だぞ』と自覚を持って試合でもやっていきたい」と力を込めた。

 新チーム発足後、主にシャドーのポジションを務める。「前向けたり、自分の得意な形になるので1.5列目は特長を出しやすい」という石橋は、決勝のファーストチャンスで見事に仕留めた。前半18分、左WB斉藤生樹(2年)の左クロスを頭で合わせて先制点。「ちょっと(クロスが)低くて難しかったんですけれども、相手の前に入って点が取れたので良かった。風が強い中で先制点を取れたのは良かった」と微笑んだ。

 萬場努監督が「それだけは褒めました」と振り返ったのが、チーム3点目のシーンだ。絶妙なファーストタッチで縦パスをコントロール。DFを剥がして前を向くと、スピードに乗ったドリブルで中央を大きく駆け上がり、そのまま右足を振り抜く。コースを突いた一撃は相手GKのファインセーブに阻まれたが、こぼれ球をMF尾上陸(1年)が押し込んだ。

 萬場監督は「ああいうところにグッと入っていける。それがもっと強い相手でもやってくれれば。それがウチのストロングポイントかなと」と期待し、本人も「強豪になると守備でも良い選手がいる。やれる自信はあるんですけれども、もっと技術とかスピードを高めていきたい」と誓っていた。

 明秀日立は昨年、一昨年と好チームだったものの、ゴールをこじ開ける力を欠くなど全国切符を逃している。新チームはその部分の強化を目指してきたが、キーマンとなるのが個で中央を破る力を持つ石橋だ。

 本人が昨年の課題として挙げたのが技術面。「2年生だったのでとにかく頑張ろうと思ってやってきたけれど、結局は技術がないと上では全然戦っていけないと感じたので、今年も追求していかないといけない。去年よりは周りを見て、ファーストタッチにこだわって真ん中でもプレーできるくらいの技術をつけていかないといけない」。献身性など評価される強力アタッカーは、細部にこだわってゴール、アシストを増やしていく意気込みだ。

「(今年は)準決勝とか選手権の決勝とか、大きな舞台でできればゴールですけれども、アシストとか、チームのために結果を残せる選手になっていきたい」。目指す姿はどの試合で、も、誰が見ても「良いね」と言われるような選手。チーム力向上と結果にこだわり、その中で特に輝く。

前半18分、石橋が先制ヘッドを決める

(取材・文 吉田太郎)

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