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1年生FW望月耕平が同点ゴール。特に得点力を磨いて横浜FMユース、U-17代表の中心選手に

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前半37分、横浜F・マリノスユースFW望月耕平が右足で同点ゴール

[2.11 NEXT GENERATION MATCH 横浜FMユース 2-2 日本高校選抜 国立]

 今年はチームを引っ張る。世界で活躍する――。横浜F・マリノスユースFW望月耕平(1年)は前半37分に同点ゴール。最前線で相手GKにプレッシャーをかけると、パスコースを切ったFWエルシャターブブライト海(1年)がインターセプトする。ボールはすぐさま望月の下へ渡り、「あとは感覚でゴールに流し込みました」。流れの良い時間帯で1点をもぎ取った。

 この日は、バイタルエリアで巧みにボールを引き出して収めるなど攻撃の起点に。抜群のキープ力を随所で発揮していた。ただし、本人は運動量が不足していたことを反省。ボールキープの部分についても、「そこでも一回も取られたくないという気持ちがあるので、どんな体格の選手、どんな相手でも上手くいなして繋いでいきたいと思います」と満足していなかった。

 この日、横浜FMユースは1年生5人が先発。「その中でも(チームの)中心になれるように頑張ります」と望月は力を込める。昨年は先発として日本クラブユース選手権(U-18)大会準優勝を経験。プレミアリーグEASTでは6得点を叩き出している。

 だが、「そんなの全然足りなくて、自分がアシストも得点も全部係わっていける形でいけたらなと思います」。課題に挙げるのは得点能力の部分だ。「去年だと(リーグ得点王のFW)内野(航太郎)君が21点取っているじゃないですか。そこで内野君のプレーも見てきていたので、練習の中でもシュートのイメージとかはちょっと盗んでいる。それも真似しながら得点にどんどん係わっていけるようなプレーをしたいです」。ユース2年目の今年は内野のようにゴール、得点に係る部分でもチームを引っ張り、勝たせる意気込みだ。

 昨年はU-16神奈川県選抜の一員として出場した国体少年男子の部で日本一。加えて、大会得点王に輝いた望月は12月にU-16日本代表のパラグアイ遠征メンバーに選出された。国体の同時期に開催されていたU17アジアカップ予選メンバーに食い込むことができなかっただけに、大きなアピールチャンス。「入ってすぐにチームの雰囲気を変えられるというか、ボールを持った時も必ず次に繋げてくれるという感じのプレーができたと思います」と振り返る。

 今年はU17アジアカップ、U-17ワールドカップが開催される。チームで結果を残して、アジア、世界で活躍するだけだ。「まず最終予選の前に合宿があるので、まずそこに呼ばれないと始まらないと思うので、そこに呼ばれて、しっかりと自分のプレーをしたい。ワールドカップで自分が中心みたいな立ち位置でいけたらなと思います」。高い目標を実現するための日々を過ごす。

(取材・文 吉田太郎)

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