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日本高校選抜が合宿最終日の練習試合で6発快勝。神奈川県選抜U17も後半に意地の1ゴール

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前半8分、日本高校選抜は左SB多久島良紀(青森山田高3年)が右足で先制ゴール

[2.12 練習試合 日本高校選抜 6-1 神奈川県選抜U17]

 日本高校選抜は12日、神奈川県内で神奈川県選抜U17と練習試合(45分ハーフ)を行い、6-1で快勝した。日本高校選抜は6日間の強化合宿を終了。今月末に再集合して大学サッカーの地域選抜大会、第37回デンソーカップチャレンジサッカー茨城大会に出場する。

 日本高校選抜は前日11日に開催された「NEXT GENERATION MATCH」で横浜FMユースと2-2で引き分け。この日の先発は横浜FMユース戦からCB齋藤駿(前橋育英高3年) とFW古田和之介(履正社高3年)を除く9人を入れ替えた。

 GK上林真斗(昌平高3年)、ゲーム主将の右SB新谷陸斗(東山高3年)、CB齋藤、CB大田知輝(帝京高3年)、左SB多久島良紀(青森山田高3年)、中盤が真田蓮司(東山高3年)と松橋啓太(東山高3年)のダブルボランチ、右SH廣井蘭人(帝京長岡高3年)、左SH高足善(前橋育英高3年)、2トップは古田とFW塩貝健人(國學院久我山高3年)がコンビを組んだ。

 対戦した神奈川県選抜はオール2年生のチーム。ともにU-17日本高校選抜候補のCB宮崎達也(日大藤沢高2年)とMF松田悠世(桐光学園高2年)、U-16日本代表候補歴を持つCB根岸優汰(東海大相模高2年)ら強豪校の主軸選手を中心にクラブチームの選手たちを加えたメンバー構成だった。

 日本高校選抜は立ち上がりから真田の左足シュートなどで押し込む。そして、前半8分、左ショートコーナーからボールを繋ぎ、最後は齋藤からのパスを右中間で受けた多久島が縦へ持ち込む。そのまま右足シュートを叩き込み、早くもリードを奪った。

 神奈川県選抜にとってもスカウト陣や代表チーム関係者の前でアピールのチャンス。MF小西碧波(桐光学園高2年)が中盤の混戦でボールをもぎ取り、左SB尾野優日(日大藤沢高2年)が鋭く攻め上がるなど対抗する。左サイドでのパス交換から幾度か攻め返し、ラストパス、シュートへ持ち込んだ。

 ただし、日本高校選抜の連動したプレッシングと強度、精度の前に苦戦。なかなか前進できず、高足や松橋のスルーパスなどから決定機を作られた。それでも、1対1をGK神保颯汰(桐蔭学園高2年)が阻止するなど、1点差のまま食い下がる。

 だが、日本高校選抜は仲村浩二監督(尚志高)が「昨日(横浜FMユース戦)の反省として決定力が無かったよね、と伝えました。今日は取りに行こうと」と説明したように、チャンスを逸しても貪欲に2点目を狙い続ける。そして30分、齋藤の前へ出ての守備から廣井が前線へ繋ぐ。最後は古田がドリブルからDFの股を抜く右足シュートを決め、2-0とした。

 その後も新谷のパスから廣井、塩貝がPAへ抜け出してシュート。ボールを保持し、中央、サイドから多彩な攻撃を見せた日本高校選抜だが、決め切ることができない。GK鈴木健太郎(成立学園高3年)とMF小池直矢(前橋育英高3年)を加えた後半立ち上がりはビルドアップのミスから決定的なピンチも。だが、無失点を続けると10分、高足とのコンビから多久島が一気に左サイドを駆け上がる。そして、マイナスのラストパス。これを小池が右足ダイレクトでゴールへ沈め、3-0とした。

 日本高校選抜はここから連続ゴール。15分、古田が左サイドで相手のクリアをチャージし、CBの前に体を潜り込ませてキープ。最後は塩貝の折り返しを小池が左足で決めた。18分には、大田の縦パスで抜け出した塩貝が左足で決めて5点目。さらに20分、右ハイサイドでキープした塩貝がマイナスパスを送る。これに走り込んだ廣井がミドルレンジから左足シュートを突き刺した。

 チームメートたちも頭を抱えるほど驚いていた廣井のゴラッソ。直後には4人を入れ替え、右SB坂本翼(大津高3年)、左SB山内恭輔(前橋育英高3年)、MF徳永涼(前橋育英高3年)、FW小湊絆(青森山田高3年)を投入した。

 神奈川県選抜も意地を見せる。29分、松田のサイドチェンジからMF齋藤俊輔(桐光学園高2年)が仕掛けて右足シュート。これは鈴木に反応されたが31分、FW浅田悠翔(法政二高2年)、FW福本詠太(桐蔭学園高2年)の献身的なプレーからこぼれ球をMF安場壮志朗(日大藤沢高2年)がゴールへ蹴り込み、1点を返した。

 その後も奪ったボールを正確に繋ぎ、シュートシーンを作り出したが、2点目は奪えず。最後の交代カードとしてMF根津元輝(前橋育英高3年)を加えた日本高校選抜は、終盤も決定機を3度4度と創出。最後まで攻め続けて6-1で勝利した。

 日本高校選抜は21年からデンソーカップチャレンジに参戦。2年連続で関東大学選抜と引き分ける健闘を見せているが、未だ勝利が無い。それだけに、仲村監督は「デンソー初勝利を狙わないといけない」と語り、「大学とやって出来るか出来ないかで(海外遠征メンバーが)見えて来るかなと思っています。休むところをしっかり休んで、コンディションを戻してきてほしいです」と期待した。

 古田は大学トッププレーヤーたちとの真剣勝負へ向けて「日本高校選抜として勝たないといけない」ときっぱり。全国の高校サッカー部員の代表選手たちがアグレッシブな戦いで格上の大学生チームから白星を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)
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