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[MOM4223]U-17日本高校選抜MF松田悠世(桐光学園2年)_「U-17の10番」が2発

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前半5分、U-17日本高校選抜MF松田悠世(桐光学園高2年)が左足ミドルで
先制点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.5 静岡県ヤングフェスU-17男子の部 静岡県ユース選抜 0-4 U-17日本高校選抜 草薙陸]

 U-17日本高校選抜の10番が2ゴールだ。MF松田悠世(桐光学園高2年)は前半5分、右サイドからドリブルを開始すると、スペースへ抜け出したFWとクロスする形で一気に中央へ。そのまま左足ミドルを打ち込む。ボールはGKの守備範囲へ飛んだものの、雨の影響もあったか、処理できずに先制点となった。

「1点目は自分の得意な形のドリブルでどんどん入っていって、シュートはまだまだですけれども、ああいう形で1点取れたのは良かったと思います」。チームを勢いづけた松田はさらに右サイドからの重心の低いドリブル、左足パスでチャンスメーク。前半終了間際には、わずかに外れたもののポストをかすめるような左足シュートを放った。

 そして後半20分には2点目。右ショートコーナーから左足でゴール方向へクロス性のボールを蹴り込む。やや高い軌道を描いたボールはゴール前を越えてファーポストを叩き、ゴールイン。「(西丸)道人が『リターン』と言ったんですけれども、あそこは上げるべきだと思ったので。正直、中狙ったんですけれども、それてラッキーと言えばラッキーですけれども2得点取れたのは良かったと思います」と微笑んだ。

 ドリブルを得意とするレフティーは昨年から存在感を増し、Jクラブからも関心を寄せられている注目株だ。「今日、いっぱいメディアとかスカウトの方が来ている中で2得点できたことは大きいですし、自分の良いところも結構出せたかなと思っています」。U-17日本高校選抜の10番に相応しい活躍だった。
 
「日本高校選抜の10番をつけさせてもらっているので、10番らしいプレーと立ち振舞をして、小中学生とかの目標に自分が一つなれるようにと考えているんで、責任とかというよりは楽しみながら背負っている」。“先輩”の日本高校選抜で10番を背負うFW小湊絆(青森山田高3年→法政大)がデンソーカップチャレンジで3得点の活躍を見せた。U-17日本高校選抜の10番、松田はまず2得点。今後も、楽しみながら10番らしいプレーを目指していく。

 次は連覇を懸けたJヴィレッジカップ。「自分の良さをどれだけ出せるかが自分の立ち位置を上げることに繋がってくると思う。こういうところでどれだけ結果を残せるかが、プロや大学と自分の今後に繋がっていくと思うので、やっていきたい」。将来のためにもU-17日本高校選抜で結果を残すこと。そして、新シーズンへの弾みをつける。

(取材・文 吉田太郎)

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