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[MOM4228]柏U-18FW吉原楓人(1年)_怖いFWへ、圧巻ゴール含む2発

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前半38分、柏レイソルU-18FW吉原楓人(1年=柏U-15出身)がこの日1点目。ファインゴールをチームメートが称賛

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.16 サニックス杯予選リーグ 柏U-18 6-2 大津高 グローバルアリーナ]

 柏レイソルU-18は6ゴールで高校選手権3位の大津高に快勝。先発、交代出場組も結果を残したが、中でもFW吉原楓人(1年=柏U-15出身)が2戦3発と先発起用に応える活躍を見せている。

 この日は2得点。まずは2-0の前半31分に右サイドからのパスを左中間で受けると、中へ持ち込んでDFを外し、右足を振り抜く。弾丸ショットを右隅へ突き刺して会場を沸かせた。「僕、あの形得意なので出て良かったです。運が良かったです」。さらに38分、MF黒沢偲道(1年)の折り返しに身体を投げ出して飛び込み、2点目。「ありがとう、という感じです」と味方に感謝していた。

 登録179cmの長身アタッカーは、小学生時代から1対1を繰り返してきたことでドリブルが武器に。この日は2得点と結果を残したが、「結果的な部分では出せたんですけれども、自分の特長のドリブルは出せていなかったと思います」と満足していなかった。

 昨年はトップ昇格のFW山本桜大がプレミアリーグEAST得点ランキング3位の15得点。日本クラブユース選手権では6得点で得点王に輝くなど、攻撃陣を引っ張った。吉原は「あんな存在になれるように頑張っています。山本君、ドリブル得意だったんですけれども、僕も負けていないかなと思っている。あとは決定力とか動き出しとか凄かったので近づいていけるようにしたい」。大きな目標へ近づくための努力を続ける。

 今年のFW争いは非常に熾烈。サニックス杯で先発チャンスを掴んでいる吉原は特長を発揮し、結果を残し続けることを誓う。「みんな上手いので負けないように。抜かされちゃうんで結果で。僕がボールを持ったら何か起きるんじゃないか、という怖いFWになりたい」。怖いFW、そして信頼されるFWになって勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)

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