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[MOM4231]作陽MF高峻士朗(2年)_決勝ヘッド! 「一番安定している」MFが攻守で奮闘

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作陽高MF高峻士朗(2年=ディアブロッサ高田FC出身)は決勝ヘッドを決めるなど、攻守両面で勝利に貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.17 中国高校新人大会1回戦 立正大淞南高 0-1 作陽高 揚倉山上段]

 作陽高は立正大淞南高との激しいバトルを1-0で勝利。酒井貴政監督が「プレー精度が凄く高い。ちゃんとマジメにポジション取って、一番安定している選手」と説明するゲーム主将が決勝点を決め、守備面でも大きく貢献した。

 前半29分、MF高峻士朗(2年=ディアブロッサ高田FC出身)は左CKからヘディング弾。「そもそもヘディング得意じゃないんですけれども、ヘディングできるところにボールが来て、『来た』と思いました」。GKが伸ばした手の先で合わせた一撃がゴールネットを揺らした。

 ドリブルを得意とするサイドハーフだが、この日は立正大淞南の厳しいチェックに苦戦。「もっと1対1で突破はしたかった」と首を振る。それでも正確性を発揮。加えて、苦しい時間帯でも身体を張って戦い続けていたことが印象的だった。

「セカンドを拾われたら相手のペースになるとずっと言われていた。CBが弾いたボールをボランチや僕たちSHのポジションの選手が拾うことを意識していた」。予測力の高さも活かしてボールに係わり続けたMFは、「色々なサッカーができるのが大事」と相手の得意とする縦へ速い攻防戦で勝利したことを喜んだ。

 高は目標とする選手にJ1で活躍中のOBの名を挙げる。「攻撃では作陽の先輩の伊藤涼太郎選手。ボールが来る前に前を見て、ファーストタッチ、トラップが絶対に前向きなので。ああいうプレーができたら良い」。視野の広さの面などで差を感じているというが、努力を続け、どの試合でも安定し、違いも生み出す選手になる。

(取材・文 吉田太郎)

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