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[MOM4232]玉野光南DF宮崎颯真(2年)_DF藤原優大目標の長身CBが前への強さ発揮し、完封勝利

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玉野光南高の181cmCB宮崎颯真(2年=ハジャスFC出身)は攻守で奮闘。1-0での勝利に貢献した

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.18 中国高校新人大会準々決勝 瀬戸内高 0-1 玉野光南高 Balcom広島]

 広島王者・瀬戸内高は前半から長身2トップへのロングボールを増やしていた。だが、玉野光南高は「身体がデカいんでパワーとかは売りにしているので、そこを活かしたプレーは自信のあるプレーです。セットプレーとか競り合いで負けたら自分は取り柄がなくなる」という181cmCB宮崎颯真(2年=ハジャスFC出身)が、前への強さと空中戦の強さを発揮する。

 また、「一番DF陣で気をつけたのがCKとかセットプレーの点で、『そこを守り切ったら後半は何とか行ける』と先生からも言われていたので意識していました」と振り返るように、警戒していたセットプレーからも得点を許さなかった。

 本来ボランチのCB内山陽太(2年)とバランスを取りながら守備。思い切り良く前へ出て身体に当てるなど相手の攻撃を弾き返した。また、セットプレーからドリブルで仕掛けてゴールを狙うシーンも。味方に退場者が出て10人となった終盤はゴール前に釘付けにされたが、チームメートと全員でゴールを死守した。これで県大会からの無失点を継続。「無失点が県予選から続いているので自信にしていきたい」と頷いていた。

 目標は青森山田高のCBとして活躍し、現在は町田に所属するCB藤原優大だ。「身長も高くてヘディングも強い。自分に似ているかなと思います」。守備範囲も広い藤原のように、アジリティやスピード、ビルドアップも強化しなければならないと考えている。また、藤原は選手権決勝で2年連続ゴール。セットプレーから自分で決める力も必要だ。

 乙倉健二監督がファイターとして期待するCB。今大会の目標は初優勝だ。準決勝でプレミアリーグ勢の米子北高を無得点に抑え、目標へ王手。決勝ではチームメートとともにU-17日本高校選抜FW山本吟侍(2年)に食い下がり、ノーゴールに封じてタイトルを獲得する。

(取材・文 吉田太郎)

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