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[J-VILLAGE CUP U-18]CBから転向した背番号5のFW。JFAアカデミー福島U-18FW吉田喬が決勝点

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後半38分、JFAアカデミー福島U-18FW吉田喬(2年=JFAアカデミー福島U-15出身)が決勝点

[3.20 J-VILLAGE CUPU-18予選リーグ 尚志高 0-1 JFAアカデミー福島U-18 Jヴィレッジ]

 背番号5のストライカーが決勝点を決めた。後半38分、JFAアカデミー福島U-18は右FKからMF花城琳斗(2年)がクロス。ニアの競り合いを経て届いたボールをFW吉田喬(2年=JFAアカデミー福島U-15出身)が右足ダイレクトで撃ち抜く。これがゴールを破り、決勝点となった。

「昨日と一昨日で結構の数の決定機を外して貢献できていなかった中で、ゴール前で冷静さを保てたままミートして決められたのはとても嬉しいです」。昨年まではCBでFWは今シーズンから。その吉田が貴重なゴールを決めた。

 吉田は「去年と一昨年まではCBで。今年もCBで頑張ろうと思っていた」という。だが、新チーム最初の練習試合で津田恵太監督から「FWをやってくれないか」と言葉を掛けられた。JFAアカデミー福島U-18は今年、新3年生(現2年生)17名による構成。FWとしての特性、チーム事情もあるだろうが、吉田はこの挑戦に前向きだ。

「サイズが他の選手よりも大きいのでそこで起点をつくれて、攻撃できているのは良いかなと思います」。この日は決勝点を決め、味わったチームを勝たせるという興奮。「毎試合点を決めてチームの勝利に貢献したいですし、守備でもチームが勢いづく守備とかシュートとか打って色々な意味で起点になれるような選手になりたいと思います」と力を込めた。

 この日は縦パスが入った際に前を向けないところもあった。もっと周囲を見てスピーディーな攻撃、守備でも起点に。「6年プログラムでJFAという名がついているし、色々な人に見てもらう機会が多いかなと思ってここに来ました」というJFAアカデミー福島での最終年、強く望んできた先発の座を守り、チームの軸となって「自分の目指す場所にたどり着けたらなと思います」。 

(取材・文 吉田太郎)

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