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八千代は右SB吾妻蒼太主将が決勝ゴール。強豪大学のレベルを体感し、「もっと上げていかないといけない」

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後半40+4分、右SB吾妻蒼太主将(3年=Wings出身)が八千代高イレブンと決勝点を喜ぶ

[5.13関東大会千葉県予選準決勝 習志野高 0-1 八千代高 ゼットエー]

 後半40+4分、八千代高の右SB吾妻蒼太主将(3年=Wings出身)が決勝PKを決めた。重圧のかかる場面だったが、「リーグ戦とかプレシーズンもずっと決めてきて自信はあった」。右足シュートを左へ沈め、ヒーローになった。

 主将は「みんなの勝利です」と強調。「(今年は)ずば抜けた人はいないので、でもみんなが『頑張ろう』と言って、練習からコツコツやってきているので、それがちゃんと勝利に繋がったと思います」と胸を張った。

 吾妻は高精度のキックや対人の強さが特長の注目右SB。すでに関東大学リーグ1部の強豪大学に練習参加している。そこで感じたことは「個人のレベルをもっと上げていかないといけない」ということだ。

「攻撃だったら自分の特長はキックなので、それを活かせる運動量や切り替え、対人のところも含めてもっともっと自分が突き詰めてやっていかないといけない」。この日できている部分もあったが、自分を厳しく律していた。

「もっとやんなきゃいけない。間合いだったり大学生のスピードになるとちょっと寄せただけで剥がされてしまう。大学生はそれにちゃんとついていけるし、間合いだったり、体の使い方だったり、もっともっと成長しなければいけない」

 自分を高めて八千代を背中で引っ張り続ける考え。「関東、全国大会にしっかりと出て、個人のアピールもできる選手がいっぱいいると思いますし、出たら勝てるチームだと思うので、もっと頑張っていきたい」。目標の日本一を達成するため、チームメートと切磋琢磨。自分の将来のためにも妥協するつもりはない。

(取材・文 吉田太郎)

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