beacon

[MOM4753]大宮U18DF大西海瑠(3年)_「小さいなりにできることがある」。本来SBの主将がCB起用に応える奮闘

このエントリーをはてなブックマークに追加

大宮アルディージャU18DF大西海瑠(3年=大宮アルディージャU15)は慣れないCBのポジションで奮闘、勝ち点1獲得に貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.23 プレミアリーグEAST第9節 大宮U18 1-1 昌平高 川越運動公園陸上競技場]

 本来のポジションはサイドバック(SB)でセンターバック(CB)起用は2日前に告げられたという。大宮アルディージャU18加入後、初となるポジションでのプレーだったが、DF大西海瑠(3年=大宮アルディージャU15)は身体を張って守り、チームを支え、勝ち点1をもたらした。

 大西は「(今日は怪我人などの影響で)フィールド16人しかいませんでした。金曜日に(CBを)やるって言われて。でも、自分の中で舜哉(酒井舜哉、2年)が離脱した時にやるだろうなと思っていたので。心の準備はできていました」と振り返る。

 この日の対戦相手はここまでリーグ最多得点の昌平高。前半からボールを保持されて押し込まれる時間が増えていたが、171cmのCBは際のところで良くバトルし、カバーリングも利いていた。

「心がけていたことは、前に15番(FW鄭志錫、3年)で、自分より基本体デカい選手の方が多いんで、前に行くところで球際で負けないとか、背後の予測とか、自分を大きく見せて、守備範囲を広げるとか、小さいなりにできることがあるんで、予測と切り替えは意識していました」と大西。特に後半は「最後の局面でやらせない」ことを徹底していた。

「土曜日にシュートブロックの練習をしていて。去年、セットプレーで5割ぐらい失点していて、自分たちもデカい選手がいるわけじゃないんで、寄せる距離とかシュートコース入るとか、そういうところは多分全員が、特に後半は意識してできたかなと思います」。大西自身も大宮U15時代のチームメートで、前日に「お互い頑張ろう」と話していたという昌平MF三浦悠代(3年)のシュートをブロックするなど、ゴール前で高い集中力を発揮していた。

 主将として意識していることは、声や一つ一つのプレーにこだわることだ。「チームを引っ張ることは大前提で、プレーがめちゃくちゃ上手だけじゃないんで、声とか、そういうシュートブロックとか、一つ一つのプレーっていうのは誰よりもこだわんないといけないのかなと思っています」。この日、前半苦戦したビルドアップを好転させたほか、初スタメンの左SB茂木祐弥(3年)を隣でサポート。その好プレーも引き出していた。

 大西は18回目の誕生日に行われたゲームで、丹野友輔監督から「(CBでのプレーに)慣れてない中で、しっかりやってくれた」と評価されるパフォーマンス。ベストの結果ではなかったものの、前向きなドローとなった。

「自分的にもうちょいチーム引っ張ったり、もっと守備のところで強度高くできないといけないと思ってるんで、そういうところはまた練習からチーム全員で意識していくのもそうですし、自分でももっと高い意識を持ってやっていかないといけないのかなと思います」。チームの緊急事態で穴を埋めた主将は満足せずに、チームの練習、試合を向上させる。


(取材・文 吉田太郎)


●高円宮杯プリンスリーグ2024特集
吉田太郎
Text by 吉田太郎

「ゲキサカ」ショート動画

TOP