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[MOM4823]武南FW角啓汰(1年)_運動量を増やし、迫力のある攻守。待望の初ゴールでU-16全国大会代表決定戦へ導く

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武南高FW角啓汰(1年=さいたま市立植竹中出身)は力強い攻守でチームを引っ張り、貴重なゴールも

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.8 プレーオフ1回戦 武南高 1-1 東海大高輪台高 時之栖裾野G]

「いつもアシスト止まりで。今回マジて取るっていう気持ちでした」というストライカーが、大一番で待望の初ゴールを決めた。

「2024 関東ROOKIE LEAGUE U-16」Bリーグ優勝の武南高(埼玉)と同Cリーグ優勝の東海大高輪台高(東京)が、“U-16全国大会”ミズノチャンピオンシップ(12月)出場をかけたプレーオフの1回戦で激突。試合は1-1で引き分け、上位リーグの武南が2回戦(関東第3代表決定戦、対山梨学院高)へ進出した。

 引き分け以上で1回戦突破の武南に、FW角啓汰(1年=さいたま市立植竹中出身)が貴重な1点をもたらした。前半から最前線で迫力十分の攻守。前日のリーグ最終節の反省から、ウォーミングアップでより動く量を増やして試合に臨んだのだという。その成果か、「今日はマジ調子良かったです」。力強いドリブル、抜け出しを連発。相手の前に強引に身体を入れてボールを奪い返すなど、守備での貢献度も大きかった。

 加えて、ウォーミングアップでスプリントしてからのシュートや反転シュートなどを打ち込んでいたことが結果に結びついた。0-0の後半25分、MF星海玖空からクイックでのFKを引き出して豪快にゴール。「(相手の)ディフェンスラインが戻るのが遅くて、背後が空いていて、いつも『背後狙え』って言われているので。ゴールは何かイメージができていて、ボールを呼んで、いいところに来たんで、もうあとはゴール決めるだけだったんで、イメージ通り決めれました」。チームをプレーオフ1回戦突破へ導く一撃。角にとっては、これがBリーグから通じて初ゴールだった。

 次はU-16全国大会出場をかけた山梨学院高(山梨)戦。角は「次の試合は出たら絶対に点を取るっていう気持ちを持って。(津島公人)先生から言われている通り、前から追うのが特長だから、もっと前から追って、後ろの選手に楽にさせるようなプレーをしたいなって思っています」。より体力をつけて試合を通して走り切れる選手、またFW前田大然(セルティック)やFW上田綺世(フェイエノールト)のような特長を持つFWなることが目標。自分を貪欲に成長させて、守で、ゴールでチームを助ける。

後半25分、武南がFW角啓汰のゴールで先制

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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