[MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16]ヘディング弾のFW近藤悠貴「凄いエネルギーになっています」。メンバー外含めて全員で戦う山梨学院は上越と引き分け、2位で首位決戦へ

前半29分、
[12.14 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16予選リーグ第2節 上越高 2-2 山梨学院高 時之栖うさぎ島G]
“U-16日本一決定戦”2024 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16ルーキーリーグは14日、静岡県御殿場市の時之栖スポーツセンター うさぎ島グランドで予選リーグの第1節と第2節を行った。グループC第2節の上越高(北信越1/新潟)対山梨学院高(関東3/山梨)戦は2-2で引き分け。1勝1分の2位・山梨学院は15日の最終節で同勝ち点の首位・米子北高(中国1/鳥取)と戦う。
初戦で日章学園高(九州2/宮崎)を2-0で下していた山梨学院は、前半4分に左SB富井悠真が先制ゴール。2連勝へ向けて幸先の良いスタートを切った。さらに29分には、右SB藤井サリューの右FKからエースFWメアスソムナンがポスト直撃のヘッド。この跳ね返りを「執念という気持ちで押し込みました」というFW近藤悠貴が頭でねじ込み、2-0へ突き放した。




この日、山梨学院は登録外の選手たちが会場に駆けつけ、大応援。近藤が「ほんとに自分たちの学年54人全員っていう、そのメンバーに入れていなくてもっていうところで、凄いエネルギーになっています」というように、その声がピッチの選手たちを後押ししていた。
関東ルーキーリーグでのサブから先発を奪取した近藤やメアスソムナンが競り合いの強さを発揮するなど攻守でハードワーク。183cmのCB神山康介やMF市川大登が相手ボールを奪い返してサイド攻撃に結びつけた。


だが、9月の「ニューバランスチャンピオンシップ」で初出場初優勝している上越も底力を見せる。前半35+2分、左サイドで突破口になっていたMF黒須蒼平がMF早舩煌貴からのパスを受けると、対角の左足シュートを突き刺して1点差。さらに後半開始直後、MF山崎生直が決めて同点に追いついた。


その上越は、エースFW関根暖太が非常にエネルギッシュな動きで相手DFラインに繰り返しアタック。ここからの連続攻撃で山梨学院に圧力をかけた。一方の山梨学院も右SB藤井と左SB富井悠真が力強い守備と飛距離十分のロングスロー。互いに勝ち越しのチャンスを作り出したが、決め切ることができず、2-2で引き分けた。


山梨学院は悔しい引き分けとなったが、米子北との直接対決で勝てば準決勝進出。「チームとしての目標は全国優勝で、個人としては得点してチームを勝たせる選手になりたいです。全国ルーキーでスタメンになる機会も頂いているので、結果を残して全国で輝きたい」という近藤ら各選手が、ライバルを上回り、グループ1位を勝ち取る。
(取材・文 吉田太郎)
“U-16日本一決定戦”2024 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16ルーキーリーグは14日、静岡県御殿場市の時之栖スポーツセンター うさぎ島グランドで予選リーグの第1節と第2節を行った。グループC第2節の上越高(北信越1/新潟)対山梨学院高(関東3/山梨)戦は2-2で引き分け。1勝1分の2位・山梨学院は15日の最終節で同勝ち点の首位・米子北高(中国1/鳥取)と戦う。
初戦で日章学園高(九州2/宮崎)を2-0で下していた山梨学院は、前半4分に左SB富井悠真が先制ゴール。2連勝へ向けて幸先の良いスタートを切った。さらに29分には、右SB藤井サリューの右FKからエースFWメアスソムナンがポスト直撃のヘッド。この跳ね返りを「執念という気持ちで押し込みました」というFW近藤悠貴が頭でねじ込み、2-0へ突き放した。


山梨学院の左SB富井悠真は先制点を決めるなど攻守に奮闘


山梨学院の注目エースFWメアスソムナン
この日、山梨学院は登録外の選手たちが会場に駆けつけ、大応援。近藤が「ほんとに自分たちの学年54人全員っていう、そのメンバーに入れていなくてもっていうところで、凄いエネルギーになっています」というように、その声がピッチの選手たちを後押ししていた。
関東ルーキーリーグでのサブから先発を奪取した近藤やメアスソムナンが競り合いの強さを発揮するなど攻守でハードワーク。183cmのCB神山康介やMF市川大登が相手ボールを奪い返してサイド攻撃に結びつけた。


山梨学院の最終ラインを支えるCB神山康介
だが、9月の「ニューバランスチャンピオンシップ」で初出場初優勝している上越も底力を見せる。前半35+2分、左サイドで突破口になっていたMF黒須蒼平がMF早舩煌貴からのパスを受けると、対角の左足シュートを突き刺して1点差。さらに後半開始直後、MF山崎生直が決めて同点に追いついた。


前半35+2分、上越MF黒須蒼平が左足シュートを叩き込んで1点差に
その上越は、エースFW関根暖太が非常にエネルギッシュな動きで相手DFラインに繰り返しアタック。ここからの連続攻撃で山梨学院に圧力をかけた。一方の山梨学院も右SB藤井と左SB富井悠真が力強い守備と飛距離十分のロングスロー。互いに勝ち越しのチャンスを作り出したが、決め切ることができず、2-2で引き分けた。


上越を背中で引っ張るFW関根暖太
山梨学院は悔しい引き分けとなったが、米子北との直接対決で勝てば準決勝進出。「チームとしての目標は全国優勝で、個人としては得点してチームを勝たせる選手になりたいです。全国ルーキーでスタメンになる機会も頂いているので、結果を残して全国で輝きたい」という近藤ら各選手が、ライバルを上回り、グループ1位を勝ち取る。
(取材・文 吉田太郎)