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全国通算11得点。決め続けて日本高校選抜候補入り勝ち取ったFW加藤隆成(帝京大可児)が選考合宿でまず1点

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日本高校選抜候補FW加藤隆成(帝京大可児高/3年=帝京大可児中出身)は東京国際大戦で初ゴール

[1.27 練習試合 日本高校選抜候補 5-7 東京国際大]

 今冬の選手権で2ゴールを加え、夏冬全国大会の通算得点は11。岐阜県1部リーグでの2年間で通算70ゴール、選手権岐阜県予選では2年連続21得点とゴールを決め続けてきたストライカーが、日本高校選抜候補の活動で初ゴールを決めた。

 FW加藤隆成(帝京大可児高/3年=帝京大可児中出身)は東京国際大戦(27日)の1本目12分、MF柚木創(流通経済大柏高/3年)の絶妙な右クロスを頭でねじ込み、同点ゴール。「柚木君がサイドで良いボールを上げてくれて、自分としても結構滞空時間の長いヘディングができた」と微笑んだ。

 個々の技術力やポジショニングの質で勝負する帝京大可児では、グラウンダーのクロスが入ってくることが多い。加藤自身もそれを合わせたり、裏抜けからの一撃を得点パターンとしているが、浮き球を決めるトレーニングの成果も発揮してのゴールだった。

 加藤はこの2年間、岐阜県内の公式戦、全国大会を含めて当たり前のようにゴールを決めてきた。左SHを務めた駒澤大戦(26日)では、中へのドリブルからスルーパスを通して先制アシスト。スピードを活かした縦突破を含めて左SHの適性も示していたが、選考合宿初日(25日)の紅白戦からゴールがなかった。

「ほんとに、点を決めないっていうのは高2から全然そんなことはなかったので、この2日間、結構苦しい思いもしていました。相手が大学生っていうところで、全然身体つきも違いますし、収める部分ではまだ全然課題はありますけど、何とか今回1点取れたので良かったかなと思います」。再び、ゴールで自分の価値を証明。今後の爆発も十分に期待できそうだ。

 帝京大可児は今冬の選手権で3回戦敗退。だが、優勝した前橋育英高(群馬)を大いに苦しめた。前半8分までに2点ビハインドも、自分たちの繋ぐスタイルを貫徹。加藤が起点となって生まれたゴールで1点差とすると、前半27分には加藤が右足で同点弾を決めた。

 前半33分にGKが一発退場するアクシデントも、最後まで10人で対抗。後半終了間際の失点で敗れたものの、「前橋育英の選手ともちょっと喋ってる中で、『11対11だったら多分負けてた』とは言われてたので」という戦いを見せた。また加藤にとっては、全国大会でプレミアリーグ勢のチームから初ゴール。「ほんとにいい経験になったかなと思います」と振り返る。

 全国大会を含めてゴールを決め続けてきたことによって、「ほんとに嬉しかったですし、『まさか自分が』と思っていたので。結果的にベスト16で終わっちゃいましたし、自分は2点決めましたけど、得点ランキング見れば全然下の方だったので、選ばれたのは本当に嬉しかったです」という日本高校選抜候補選出。明治大へ進む前に、高体連トップクラスのFWと競争する機会を得られている。

「自分含めて8人のFWがいて、それぞれ強みとか特長が全然違うので、あと、自分の裏抜けっていう部分では、(流通経済大柏高の)山野(春太)君とかがやっぱ速いので、色々ないい刺激をもらいながら、ほんとになかなかこういうところ選ばれないとやれない子たちといっぱいいるので、ほんとにいい刺激をもらいながら楽しんでやっています」

 この選抜活動は「本当に小学校、中学校、高校も合わせて初めて」という舞台。ようやく陽の目を浴びたストライカーは、「(欧州遠征で)海外とか行ってみたいんで。学校では行ったことがあるけれど、サッカーとしてはないので、そういうのももう初めてなこと過ぎて、まだ分からない」というFWが野心を持って、選考合宿最終日のU-17日本高校選抜候補戦に臨む。

 これまで2日間の練習試合で、日本高校選抜候補のFW登録8人中7人がゴール。「結果っていう部分は絶対見られると思うので、明日、結構みんなフラットな状態で見られるかなと思うので、U-17、1個下ですけど、しっかり得点っていうところを、 結果っていうところをこだわってやっていきたい」。公式戦で誰よりも得点を重ねてきたストライカーが、ゴールで日本高校選抜入りのチャンスを勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎) 


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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