「自分がダメだった」涙の途中交代、準優勝が原動力に。流経大柏の10番MF柚木創が日本高校選抜選考合宿でゴール、アシストの大活躍
[1.28 練習試合 日本高校選抜候補 4-0 U-17日本高校選抜候補]
涙の決勝をきっかけに、“流経の10番”が躍動した。日本高校選抜候補はMF柚木創(流通経済大柏高/3年=tfaジュニアユース出身)が右SHとして先発し、1本目の全3得点に絡む活躍。5分、セカンドボールを回収して先制点の起点となると、7分にはMF黒沢佑晟(前橋育英高/3年)の右オープンスペースへのパスに反応する。
ファーストタッチからゴール方向へ向かってドリブルし、DFに寄せられる前に右足を一閃。ファーサイドのネットへ叩き込んだ。「得点っていうところにはずっとこだわってやってきたんで、そういった意味ではああいうところでボールをもらったらもうシュートだなっていう風には考えてたんで、あとはもう打つだけっていう感じです」。その柚木は、21分にも右中間から絶妙なスルーパスを通し、黒沢のゴールをアシストした。
前日の東京国際大戦では1本目に右サイドでの縦突破から同点ゴールをアシスト。チームが逆転されて迎えた2本目にも、中盤中央からの浮き球パスで再び同点ゴールをアシストしている。ミス絡みの失点もあったことで「いかに奪われないかってところが今後やっぱ大事になってくると思う」と反省したが、選考合宿(25日~28日)を通して印象的なパフォーマンス。充実の4日間となった。
「自分としては前向いてからドリブルで仕掛けて、ゴール前でのチャンスメイクっていうところは、ほんとにこの遠征で自分としては多く出せているし、ゴールに直結するボールを配給できているこの4日間だったんで、そういった意味ではほんとゴール前のチャンスメイクやアイディアっていうところは凄い光ったなと思います」
活躍の原動力は半月前の敗戦。「やっぱ決勝戦の負けが本当に凄い自分の中では響いてるなって思っています。個人としては何もできずに終わってしまった決勝戦だったんで。(今回、)悔しさを晴らすチャンスを与えてくれたんで、やっぱ結果を残さなきゃいけないっていう気持ちにはなれたんで、あの決勝戦の負けが響いたなと思っています」。試合中から流していた悔し涙を力に変えた。
名門・流経大柏の10番を背負って臨んだ選手権は準優勝。柚木は準々決勝、準決勝と2試合連続でPKによるゴールを決めたほか、ゲームメイクの部分やハードワークする部分でも躍進に貢献した。だが、前橋育英高(群馬)との決勝は1-1の後半23分に早くも交代。10番は悔し涙で目を赤く染めながらベンチに戻った。
その後、チームメイトが延長戦、PK戦と奮闘したが、PK戦10人目までもつれ込む死闘の末に敗戦。再び涙を流した表彰式後、柚木は「(みんなには)『10番が悪かった』っていう風に思ってほしい」「不甲斐ない結果に終わってしまった自分に対して凄く悔しくて、涙が出てしまった」という言葉を発し、敗因の矛先を自身に向けていた。
それでも、柚木のコメントを見た高校サッカーファンから数々の激励の言葉。柚木はSNSなどでそのコメントを見たという。「(だが、)自分としては、やっぱ『自分がダメだった』っていうところはずっと言い聞かせたし、この(日本高校選抜候補の)遠征中も、流経のみんなには本当に申し訳ない気持ちで取り組んでいました」と明かす。
その思いを持って日本高校選抜候補を引っ張った結果、最終日も1得点1アシストで勝利に貢献。「こういったところで結果を出せたのは、流経のみんなにもちょっとお詫びとしては良かったのかなとは思っています」とはにかんだ。
攻撃の軸として活躍した柚木は、日本高校選抜入りが濃厚。流経大柏の代表として、仲間たちの分も戦う試合がまだ続きそうだ。「こういう場所でもチームを勝たせられるような選手になることがやっぱ自分の目標であるんで、ここから続く大会でも得点っていうところだったり、結果っていう部分にこだわって、チームを勝たせられる選手にならなきゃいけないなっていう風に思っています」。4年後のプロ入りへ向けてもリスタート。選手権決勝の涙を成長の糧とし、チームを勝たせる選手になる。
(取材・文 吉田太郎)
●第103回全国高校サッカー選手権特集
涙の決勝をきっかけに、“流経の10番”が躍動した。日本高校選抜候補はMF柚木創(流通経済大柏高/3年=tfaジュニアユース出身)が右SHとして先発し、1本目の全3得点に絡む活躍。5分、セカンドボールを回収して先制点の起点となると、7分にはMF黒沢佑晟(前橋育英高/3年)の右オープンスペースへのパスに反応する。
ファーストタッチからゴール方向へ向かってドリブルし、DFに寄せられる前に右足を一閃。ファーサイドのネットへ叩き込んだ。「得点っていうところにはずっとこだわってやってきたんで、そういった意味ではああいうところでボールをもらったらもうシュートだなっていう風には考えてたんで、あとはもう打つだけっていう感じです」。その柚木は、21分にも右中間から絶妙なスルーパスを通し、黒沢のゴールをアシストした。
前日の東京国際大戦では1本目に右サイドでの縦突破から同点ゴールをアシスト。チームが逆転されて迎えた2本目にも、中盤中央からの浮き球パスで再び同点ゴールをアシストしている。ミス絡みの失点もあったことで「いかに奪われないかってところが今後やっぱ大事になってくると思う」と反省したが、選考合宿(25日~28日)を通して印象的なパフォーマンス。充実の4日間となった。
「自分としては前向いてからドリブルで仕掛けて、ゴール前でのチャンスメイクっていうところは、ほんとにこの遠征で自分としては多く出せているし、ゴールに直結するボールを配給できているこの4日間だったんで、そういった意味ではほんとゴール前のチャンスメイクやアイディアっていうところは凄い光ったなと思います」
活躍の原動力は半月前の敗戦。「やっぱ決勝戦の負けが本当に凄い自分の中では響いてるなって思っています。個人としては何もできずに終わってしまった決勝戦だったんで。(今回、)悔しさを晴らすチャンスを与えてくれたんで、やっぱ結果を残さなきゃいけないっていう気持ちにはなれたんで、あの決勝戦の負けが響いたなと思っています」。試合中から流していた悔し涙を力に変えた。
名門・流経大柏の10番を背負って臨んだ選手権は準優勝。柚木は準々決勝、準決勝と2試合連続でPKによるゴールを決めたほか、ゲームメイクの部分やハードワークする部分でも躍進に貢献した。だが、前橋育英高(群馬)との決勝は1-1の後半23分に早くも交代。10番は悔し涙で目を赤く染めながらベンチに戻った。
その後、チームメイトが延長戦、PK戦と奮闘したが、PK戦10人目までもつれ込む死闘の末に敗戦。再び涙を流した表彰式後、柚木は「(みんなには)『10番が悪かった』っていう風に思ってほしい」「不甲斐ない結果に終わってしまった自分に対して凄く悔しくて、涙が出てしまった」という言葉を発し、敗因の矛先を自身に向けていた。
それでも、柚木のコメントを見た高校サッカーファンから数々の激励の言葉。柚木はSNSなどでそのコメントを見たという。「(だが、)自分としては、やっぱ『自分がダメだった』っていうところはずっと言い聞かせたし、この(日本高校選抜候補の)遠征中も、流経のみんなには本当に申し訳ない気持ちで取り組んでいました」と明かす。
その思いを持って日本高校選抜候補を引っ張った結果、最終日も1得点1アシストで勝利に貢献。「こういったところで結果を出せたのは、流経のみんなにもちょっとお詫びとしては良かったのかなとは思っています」とはにかんだ。
攻撃の軸として活躍した柚木は、日本高校選抜入りが濃厚。流経大柏の代表として、仲間たちの分も戦う試合がまだ続きそうだ。「こういう場所でもチームを勝たせられるような選手になることがやっぱ自分の目標であるんで、ここから続く大会でも得点っていうところだったり、結果っていう部分にこだわって、チームを勝たせられる選手にならなきゃいけないなっていう風に思っています」。4年後のプロ入りへ向けてもリスタート。選手権決勝の涙を成長の糧とし、チームを勝たせる選手になる。
(取材・文 吉田太郎)
●第103回全国高校サッカー選手権特集



