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大型ボランチMF鈴木悠仁(神村学園)が守備力などの持ち味発揮。日本高校選抜や大学で進化し、「我空とまた同じピッチに立てるように」

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大型ボランチMF鈴木悠仁(神村学園高/3年=神村学園中出身)が日本高校選抜候補の中盤で持ち味を発揮した

[1.28 練習試合 日本高校選抜候補 4-0 U-17日本高校選抜候補]

 先を行くライバルに追いつき、同じピッチに立つ。MF鈴木悠仁(神村学園高/3年=神村学園中出身)は、184cmの長身と抜群の走力を併せ持つ大型ボランチ。日本高校選抜選考合宿最終日を終え、「自分の武器の守備っていうところでは少しは表現できたんじゃないかなと思います」と振り返った。

 1年前は、U-17日本高校選抜でCBとしてプレー。2度目の“高校選抜選考合宿”で強みを発揮した。最終日のU-17日本高校選抜候補戦は自分の間合いで1対1を止め切ったほか、セカンドボールを回収し、切り替え速く相手のクリアをブロック。攻撃面でもロストを減らし、正確な1タッチ、2タッチパスでサイドへボールを散らしていた。狭い局面でも精度を発揮し、味方選手とのパス交換でプレスを攻略。敵陣PAでセカンド回収からゴール前へ割って入ろうとするシーンもあった。

「(攻撃面は)ボールを受けて考えてた部分で昨日、一昨日と(練習試合で)大学生に取られてたのがあったので、今日は受ける前にしっかり見ていこうっていうのは意識しました。一番今日が良かったかじゃないかなと」という内容。個性の強い選手たちの中で「周りを活かしながら自分をいかに出せるかっていうのは、(大学へ向けて)この合宿でとてもいい経験になった」と頷いていた。

 プレミアリーグWEST前半戦は自分のプレーに悩む時期があったものの、インターハイは全6試合で先発出場。「結構右も左も分からずボランチを自分的にはやってた部分があって、攻撃の部分では正直あんま貢献できると思ってなくて、『守備を頑張ろう』って感じだった」。炎天下の中で抜群の走力や強さ、高さ、そして器用さを発揮し、初の決勝進出、準優勝に貢献した。

「それまで個人的にサッカーが上手くいってなかった時期があったので、少しずつですけどあの大会で自信ができたのかなって感じです」。大会後にはJ2クラブの練習参加も経験。Jリーガーとのプレースピードの差や、トラップの位置など細部からより極める必要性を感じた。

 4年後のプロ入りへ向けて鹿屋体育大で再チャレンジする。「自分は体力に自信があるので、走り回って、ボールを追いかけ回して、ボール奪取だったりそういうところを一番見てほしいかなと思います」。ボランチ、CBの両方でハイレベルな選手になって、神村学園から先にプロ入りしたMF名和田我空(3年/G大阪加入)に追いつく。

「我空、(神村学園中高の)6年間一緒にサッカーしてきて、やっぱり凄いなって尊敬する部分もありつつ、やっぱり同じ6年間を同じ時間だったので、そこで差が生まれてしまったっていうのは悔しく思います。我空はいち早くレベルの高いところでプレーしているので、自分も(努力を重ねて)そういうレベルの高いところでプレーできるようになって、我空とまた同じピッチに立てるように頑張ろうと思っています」

 インターハイ決勝の逆転負けの悔しさを持って臨んだ選手権は、鹿児島県予選決勝で惜敗。神村学園のチームリーダーは「(インターハイ決勝の敗戦など)1年間通して隙があったんじゃないか」と感じたという。悔しい経験も含めて神村学園の6年間で学んだことを次のステージで活かす。

 選手権予選敗退ながら、高い評価を得てDF新垣陽盛(神村学園高/3年)とともに日本高校選抜候補に選出された。日本高校選抜に選ばれれば、目指していた国立競技場に「NEXT GENERATION MATCH」(NGM、対U-18Jリーグ選抜)で立てる可能性も。神村学園のチームメートの思いも背負って戦い、観衆やスカウトの前で自身の空中戦や対人の強さ、走力といった武器を披露する。

(取材・文 吉田太郎) 


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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