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[MOM5029]神村学園FW徳村楓大(2年)_九州準決勝で鮮烈ゴール。FW起用の強力アタッカーが躍動

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後半25分、神村学園高FW徳村楓大(2年=神村学園中出身、11番)が先制ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.17 九州高校新人大会準決勝 神村学園高 2-0 日章学園高 ブラックモンブランフットボールセンター南]

 後半開始から投入された強力アタッカーが、先制点を叩き出した。後半25分、神村学園高(鹿児島1)は左SB中村大志(2年)の縦パスにFW徳村楓大(2年=神村学園中出身)が反応。左中間から縦へ持ち込み、左足シュートをニアのネットへ突き刺した。

「背後に抜けて、そこから自分の形へ持っていってっていうのは、もう自分の中で決めていたことなので、ボールが来て落ちた瞬間、もうこれは自分の形だなっていう風に感じて、ニアに振り抜きました」。この試合で存在感を放っていた日章学園の注目GK西森和浩(2年)を破る鮮烈ゴール。この後、後半終了間際にもアシストし、同日の準々決勝と合わせて3ゴール2アシストと決勝進出の立て役者になった。

 昨夏のインターハイで優秀選手に選出されている徳村は、推進力のあるドリブルが最大の魅力。サイドを主戦場としているが、前日はドリブルする際に2人、3人にケアされ、なかなか持ち味を発揮することができなかった。

 有村圭一郎監督はこの日、徳村がより自由に動き回れるようにFW起用。準決勝は後半からの出場だったが、「入ると雰囲気が変わりますね」という徳村は前線で躍動した。力強いボールキープやポストプレーに加え、スペースへの鋭い動き。相手を間延びさせ、自らゴール、アシストを記録した。

「前半、チームがあんまりゴールに向かえてなかった印象があったので、自分が前でチームのために走って勢いづけようっていう気持ちで試合に入りました。結構、背後取って相手の嫌な動きをするってことが意識できていて、その中で自由に自分の特長を出してゴールに向かえたり、得点、ゴールっていう形で結果が残せたので良かった」と徳村。前日はSHでボールを持ちすぎてリズムを悪くしていたこともあり、テンポ良く相手の嫌がるプレーをしようとしたことが結果に結びついた。

 ただし、満足感はない。「自分の形でしっかりゴールできたっていうのは今日の収穫なんですけど、これをどんな試合でも、厳しい試合でも安定して出していかないといけないと思うので」とコメント。インターハイでは静岡学園高(静岡)との準決勝でスーパーゴールを決めるなど準優勝に貢献したが、昨秋の選手権予選決勝では交代出場でチームの力になることができず、悔し涙を呑んでいる。

 その悔しさを忘れず、どの試合でも活躍する存在になることが目標。「まずはチームのためにやって、その中で自分の特長を出して、絶対に自分がゴールを取って勝たせたいっていうのはあります」。1月末から2月上旬にかけてイギリス、ドイツに滞在し、欧州CLなどで戦うトッププレーヤーたちのまずゴールへ向かう姿勢を見たことや、強豪クラブのユースコーチの指導を受けたことも刺激に。身体能力、一発を決め切る力にも長けた注目アタッカーが、決勝でもチームのために走り、ゴールを決める。

(取材・文 吉田太郎) 
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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