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[新人戦]経験者8人残す鹿児島城西は九州8強敗退。リーダーMF重盛響輝は敗戦を受け止め、「しっかりと勝っていけるようなチームに」

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九州大会で主将を務めた鹿児島城西高MF重盛響輝(2年=鹿児島育英館中出身)

「去年8人出てたとか言われてますけど、それでも勝ってないんで。そこはしっかり受け止めて、プリンス(リーグ九州1部)の開幕に向けて練習試合とか積み重ねて、しっかりと勝っていけるようなチームにしたいです」。

 鹿児島城西高(鹿児島2)のチームリーダー、MF重盛響輝(2年=鹿児島育英館中出身)は悔しさを滲ませながら決意を口にした。鹿児島城西は昨秋の選手権鹿児島県予選決勝で、MF名和田我空(3年、現G大阪)を擁したインターハイ準優勝校・神村学園高を1-0で撃破。日本高校選抜候補の注目FW大石脩斗(2年)やCB浮邉泰士(2年)、CB常眞亜斗(2年)ら当時の先発8人が残っており、今回の九州高校新人大会で優勝を狙っていた。

 国見高(長崎1)との予選リーグ初戦を大石の2ゴールで制すと、続く大分鶴崎高(大分1)戦も2-1で勝利。だが、東海大熊本星翔高(熊本2)戦を1-3で落とすと、準々決勝の佐賀東高(佐賀1)戦も歯車が噛み合わなかった。前半終了間際と後半立ち上がりの失点によって0-2。後半17分に大石のアシストからFW別府拓眞が追撃ゴールを決めたが、次の1点を奪うことができなかった。

 重盛は昨年から中盤で存在感のある動きを見せていたボランチ。中盤の混戦を打開し、一気に20~30m前進するような推進力と、ミドルシュートも特長としている。今大会もミドルシュートやドリブル突破を表現したが、得点に結びつけることができなかった。

「しっかりそこを改善して、あとは守備のところで中盤のセカンドボールの回収とか、まだ課題だと思います」と重盛。中盤の守備でも強さを見せている印象があるが、MFジュード・ベリンガム(レアル・マドリー)を目標に挙げるMFは「課題なので。出足とか、予測とか、しっかり改善していきたい」と誓っていた。

 鹿児島王者として臨んだ選手権は、金沢学院大附高(石川)にPK戦で敗れて初戦敗退。8年ぶりの出場ということで、全国舞台での経験不足が出てしまった。また、今回の九州大会も悔しい準々決勝敗退。全て前からボールを取りに行くような戦いをしており、チームの構築はこれからだが、自分たちの実力がまだまだ足りないことを痛感させられた。重盛はチームの総合力を向上させる意気込みだ。

「(注目FWの大石)脩斗とかいるんですけど、そういうところで頼りすぎずに、自分たちも得点していかないといけない。去年8人出てるとか言われてるけど、やっぱ関係ないんで。そこはしっかり全員で総合力を高めながらプリンスの開幕や、インターハイ、選手権に向けて、しっかりとやっていきたい」

 昨年はライバル・神村学園とプレミアリーグWESTでも対戦することができたが、今年、鹿児島城西はプリンスリーグ九州1部が主戦場。その中でプレミアリーグ勢の神村学園に負けないような成長曲線を描かなければならない。

「(今年、)結構神村も全体的に力があって、今回も勝ち上がってますし、油断できない。ライバルですけど、いい関係だと思うんで、そこで高めていって、決勝、神村と城西で、城西が勝っていけるようにしたいです」(重盛)。鹿児島城西の今後のためにも、今年も鹿児島県予選を制して全国大会を経験することが重要だ。目標は日本一。選手権で貴重な経験をしてスタートしている新チームが、その経験を活かしながら総合力を高めて目標を達成する。

アグレッシブな守備でチームを支えるCB常眞亜斗

CB浮邉泰士は九州の注目DFの一人

(取材・文 吉田太郎) 
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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