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[デンチャレ]シュート数1-13もGKギマラエス・ニコラス(市立船橋)が好セーブ連発。日本高校選抜守護神が大学生タレント相手に実力を証明

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日本高校選抜GKギマラエス・ニコラス(市立船橋高/3年)は勇気ある飛び出しを含め、好守を連発

[2.26 デンチャレ 日本高校選抜 0-1 関東選抜B 時之栖スポーツセンター 裾野A]

 日本高校選抜の守護神が、大学生のタレントたちの前に立ちはだかった。公式記録上のシュート数は1-13。0-1の敗戦に終わっただけにGKギマラエス・ニコラス(市立船橋高/3年)は満足していなかったものの、劣勢の中でファインセーブを連発するなど自分のやるべきことをやり切った。

 前半22分、日本高校選抜は自陣の攻防でボールを奪われ、関東選抜Bの10番MF大畑凜生(法政大3年=矢板中央高/清水内定)に決定的なシュートを放たれた。だが、GKギマラエスが右への跳躍からこの日一番というビッグセーブ。味方DFが限定してくれたこともあり、コースへの一撃をパワーを持って弾き出した。

「自分的には流れを作ったのはやっぱり前半のあのセーブ。前半1本目であれがあったからこそ、後半集中して、自信も持って、他のシュートセープもできたんじゃないかなと思います」と振り返る。

 この一本を自信に。後半8分、オフサイドの判定だったものの、相手の決定的なヘッドに反応すると、その後も枠を捉えてきたシュートやクロスボールを確実に処理していく。26分には、ゴール前の混戦から勇気を持って相手との距離を詰めてストップ。直後のCKから失点してしまったものの、その後も至近距離から一撃やコースを突いてきた一撃を2本、3本とファインセーブし、誰よりもインパクトを残した。

 昨年12月にフィリピンA代表に初選出された注目守護神。すでに、進路である順天堂大の練習や練習試合に参加して1ランク上のレベルで力を磨いてきていた。「大学生のシュートの強さとか、タイミングとか、もう高校生とは違って凄い速いっていうのはもう頭の中にあったので、それも想定しながら、(関東選抜Bは)さらにその1個上のレベルで来ることはもう分かっていたので、その覚悟で臨んでいました」。強風によって浮き球の目測を誤ってしまったシーンやキックの精度を欠いた場面があったことは反省点。それでも、格上相手に、日本高校選抜の守護神はその力を十分に見せつけた。

 反骨心も活躍の原動力になっていた。先月の「NEXT GENERATION MATCH」(国立)では、選手権優勝GKでビルドアップに長けた藤原優希(前橋育英高/3年)が先発フル出場。2年時の選手権で準決勝(国立)進出、3年時は選手権千葉県予選で敗退のギマラエスは、再び国立競技場でプレーするチャンスを掴むことができなかった。

「国立に立つことが、どの3年生も夢だと思うんで。悔しい思いはありましたけれど、こうやって(デンソーカップチャレンジで出場する)チャンスが自分に回ってきたので、(現在)自分のチームに対してできることを全て、最低限ですけど、できたかなと思います」

 日本高校選抜の守護神としてこのデンソーカップチャレンジで勝つことが第一。また、多くのスカウトや大学サッカー関係者が訪れている大会で自身をアピールする。「過去6位以上がまだないみたいなので、それ以上を目指したい部分はありますけど、自分たちより格上の相手に対して挑んでる大会なのはみんな理解しているので、もうとにかくチャレンジャーっていう意識を持ってやっていきたい。(同時に)大学生相手でも自分はこれぐらいできるんだぞっていうアピールをする場っていう風に自分は思ってるので、ここからプロにも繋がるような大会だと思うので、そこをもっとアピールできたらなと思います」。今大会はあと3試合。ギマラエスがまだまだ活躍できることを証明する。

(取材・文 吉田太郎)


●第39回デンソーカップチャレンジ特集
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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