[新人戦]司令塔MF宮城太郎は自分の良いプレーより「チームのために」。声がけを重視し、高川学園を向上させる
[3.14 中国高校新人大会1回戦 鳥取城北 0-0(PK3-5)高川学園高 維新百年記念公園ラグビー・サッカー場]
優先すべきは自分の良いプレーよりもチームのこと。声がけを大事にし、選手権16強の強豪校を連戦で調子を上げていけるようなチームにする。高川学園高(山口1)のMF宮城太郎(2年=サガン鳥栖U-15唐津出身)は1年時から全国大会での先発も経験してきたゲームメーカー。ゲームを読む力や技術力に秀で、江本孝監督も将来性を期待するボランチだ。
中国高校新人大会初戦は、FW大森風牙(2年)がU-17日本高校選抜活動で不在のため、選手権経験者は宮城とGK高城柊哉(2年)の2人だけ。各選手の経験の無さ、緊張が試合に出てしまったと宮城は感じていた。
「縦のラインが去年やってる分、軸になって周りに伝えていかないと、やっぱり厳しくなるんで、風牙いないですけど、それを自分と高城がやらないといけない」。宮城はボールを引き出し、正確なタッチとターンから縦パスを通すシーンがあったほか、セカンドボールの回収。パスを散らす部分などで奮闘していたが、本人は自分の良いプレーよりもチームのことを強調する。
「自分のプレーの前に、やっぱりチームのために、チームメイトに全員声を掛けないと。自分のプレーが良くても、やっぱりみんなをそうやって上げていかないと、チームとして成り立たないんで、チームとしてやっていきたいなっていう風に思います」。PK戦で勝利したものの、内容には全く満足していなかった。
宮城は昨年、前回王者・青森山田高を撃破した選手権や、G大阪ユースを苦しめたプレミアリーグプレーオフを経験し、課題の改善や成長に繋げてきた。新生・高川学園のリーダー格は、その経験をチーム力向上に結びつける意気込みだ。
プリンスリーグ中国でも2位に入った昨年のチームは、様々な戦いに対応できるような強さを持っていた。そして、選手権で青森山田を破り、関係者や高校サッカーファンを驚かせたが、2試合目で静岡学園高(静岡)に敗れてベスト16敗退。だからこそ、宮城は「(選手権は)勝った後の2戦目でやっぱちょっと落ちたっていう風に感じたんで。今回の中国新人は3日ありますけど、その中でどんどん調子を上向きに上がっていけるようなチーム作りっていうのはやっぱり大事なんだかなっていう風に思います」。まずは苦しみながらも初戦で勝利。ここから自分が中心となって一戦一戦状態を上げ、5度目の中国大会優勝を果たす。


(取材・文 吉田太郎)
優先すべきは自分の良いプレーよりもチームのこと。声がけを大事にし、選手権16強の強豪校を連戦で調子を上げていけるようなチームにする。高川学園高(山口1)のMF宮城太郎(2年=サガン鳥栖U-15唐津出身)は1年時から全国大会での先発も経験してきたゲームメーカー。ゲームを読む力や技術力に秀で、江本孝監督も将来性を期待するボランチだ。
中国高校新人大会初戦は、FW大森風牙(2年)がU-17日本高校選抜活動で不在のため、選手権経験者は宮城とGK高城柊哉(2年)の2人だけ。各選手の経験の無さ、緊張が試合に出てしまったと宮城は感じていた。
「縦のラインが去年やってる分、軸になって周りに伝えていかないと、やっぱり厳しくなるんで、風牙いないですけど、それを自分と高城がやらないといけない」。宮城はボールを引き出し、正確なタッチとターンから縦パスを通すシーンがあったほか、セカンドボールの回収。パスを散らす部分などで奮闘していたが、本人は自分の良いプレーよりもチームのことを強調する。
「自分のプレーの前に、やっぱりチームのために、チームメイトに全員声を掛けないと。自分のプレーが良くても、やっぱりみんなをそうやって上げていかないと、チームとして成り立たないんで、チームとしてやっていきたいなっていう風に思います」。PK戦で勝利したものの、内容には全く満足していなかった。
宮城は昨年、前回王者・青森山田高を撃破した選手権や、G大阪ユースを苦しめたプレミアリーグプレーオフを経験し、課題の改善や成長に繋げてきた。新生・高川学園のリーダー格は、その経験をチーム力向上に結びつける意気込みだ。
プリンスリーグ中国でも2位に入った昨年のチームは、様々な戦いに対応できるような強さを持っていた。そして、選手権で青森山田を破り、関係者や高校サッカーファンを驚かせたが、2試合目で静岡学園高(静岡)に敗れてベスト16敗退。だからこそ、宮城は「(選手権は)勝った後の2戦目でやっぱちょっと落ちたっていう風に感じたんで。今回の中国新人は3日ありますけど、その中でどんどん調子を上向きに上がっていけるようなチーム作りっていうのはやっぱり大事なんだかなっていう風に思います」。まずは苦しみながらも初戦で勝利。ここから自分が中心となって一戦一戦状態を上げ、5度目の中国大会優勝を果たす。


(取材・文 吉田太郎)