[MOM5056]市立船橋MF森露羽安(3年)_走って、奪うボランチがゴールにも係る動き。主将の「ロワア」はより「チームを助ける選手に」
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.13 プレミアリーグEAST第2節 市立船橋高 2-2 川崎F U-18 グラスポ]
特に後半は、川崎F U-18にボールを支配される時間の連続。市立船橋高(千葉)は前半の勢いが低下し、技術力の高い相手選手にファーストDFがかわされるシーンやゴールに迫られるシーンが目立った。主将がいなければ、失点数はより増えていたかもしれない。
それでも、「自分の武器は走ることだったり、ボール奪うことだったりするので、そこは誰にも負けないっていう気持ちがあります」というMF森露羽安主将(3年=FC東京U-15深川出身)は最後まで足を止めなかった。
走力に自信を持つボランチは中央、サイドで相手の前にポジションを取り、時に2度追いもしながらその攻撃を制限。セカンドボールに素早く反応して回収し、セットプレーではシュートブロックを試みた。
後半31分に追いつかれたが、その後も意識して走り続けた。以前、後半に自分が足を攣らせて交代後、味方が失点した経験があるという。毎試合12、13km走る森だが、最後までピッチに立ち続ける、90分間走り切るという責任感を持ってプレー。この日は走り切って勝ち点1をもたらしたが、上のステージを目指すMFはまだまだやるべきことがあると考えているようだ。
「まだまだほんとキツくなった時とか、チーム状況が悪い時の声が少ないんで、そこはもっと出さないとチームを助けれる選手になれないと思うので、声出せるように」と森。そして、「攻守で係わっていくこと。守備は武器で、攻撃もどんどん加わっていけるような選手になりたいって自分は思っているので、そこはどんどん突き詰めていきたいです」と力を込めた。
この日は前半33分にPAへ潜り込み、FW佐々木瑛汰(2年)とのコンビで左サイドを攻略。課題の攻撃面で勝ち越しゴールに係わった。満足することなく基準を高く持ってトレーニングする意気込みだ。
名前の露羽安(ロワア)は「自分の親がサーフィンやってて、それでカリフォルニアのサーフポイント(ローワートラッセルズ)のような場所がロワアの由来ですね」という。今年は名門校の中心選手。攻守で、声で市立船橋をより助ける選手になって、「好きですね。間違えられるんですけど。覚えてもらえるんで」という森露羽安の名を全国に知らしめる。




(取材・文 吉田太郎)
●高円宮杯プレミアリーグ2025特集
[4.13 プレミアリーグEAST第2節 市立船橋高 2-2 川崎F U-18 グラスポ]
特に後半は、川崎F U-18にボールを支配される時間の連続。市立船橋高(千葉)は前半の勢いが低下し、技術力の高い相手選手にファーストDFがかわされるシーンやゴールに迫られるシーンが目立った。主将がいなければ、失点数はより増えていたかもしれない。
それでも、「自分の武器は走ることだったり、ボール奪うことだったりするので、そこは誰にも負けないっていう気持ちがあります」というMF森露羽安主将(3年=FC東京U-15深川出身)は最後まで足を止めなかった。
走力に自信を持つボランチは中央、サイドで相手の前にポジションを取り、時に2度追いもしながらその攻撃を制限。セカンドボールに素早く反応して回収し、セットプレーではシュートブロックを試みた。
後半31分に追いつかれたが、その後も意識して走り続けた。以前、後半に自分が足を攣らせて交代後、味方が失点した経験があるという。毎試合12、13km走る森だが、最後までピッチに立ち続ける、90分間走り切るという責任感を持ってプレー。この日は走り切って勝ち点1をもたらしたが、上のステージを目指すMFはまだまだやるべきことがあると考えているようだ。
「まだまだほんとキツくなった時とか、チーム状況が悪い時の声が少ないんで、そこはもっと出さないとチームを助けれる選手になれないと思うので、声出せるように」と森。そして、「攻守で係わっていくこと。守備は武器で、攻撃もどんどん加わっていけるような選手になりたいって自分は思っているので、そこはどんどん突き詰めていきたいです」と力を込めた。
この日は前半33分にPAへ潜り込み、FW佐々木瑛汰(2年)とのコンビで左サイドを攻略。課題の攻撃面で勝ち越しゴールに係わった。満足することなく基準を高く持ってトレーニングする意気込みだ。
名前の露羽安(ロワア)は「自分の親がサーフィンやってて、それでカリフォルニアのサーフポイント(ローワートラッセルズ)のような場所がロワアの由来ですね」という。今年は名門校の中心選手。攻守で、声で市立船橋をより助ける選手になって、「好きですね。間違えられるんですけど。覚えてもらえるんで」という森露羽安の名を全国に知らしめる。




(取材・文 吉田太郎)
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