[関西U-16 ~Groeien~]草津東の10番MF森貞篤人が約40mのスーパーゴール。憧れのMFのように「自分もチームが辛い時に仕事できる選手に」

[4.27 関西U-16 ~Groeien~G2リーグ第1節 関西大北陽高 1-2 草津東高 ダイセル播磨サッカー場第2G]
スーパーゴールで草津東高(滋賀)を勝利へ導いた。27日、「関西U-16 ~Groeien~ 2025」G2リーグ第1節が行われ、草津東が2-1で関西大北陽高(大阪)に勝利。10番MF森貞篤人(MIOびわこ滋賀U-15)が決勝ゴールを決めた。
草津東は前半14分にMF北村隼人が1タッチシュートを決めて先制。縦に速い展開の中、森貞は「キープは自分、結構武器にしていて、セカンドボールとかも拾ってマイボールにすることでチームの時間ができたりするんで、そこは結構意識してやっていました」。ボールの収まりどころになって前へ運び、パスを配給していた。
草津東はGK望月颯翔が安定したキャッチング。前線から相手のロングボールの出所にプレッシャーをかけて制限し、DF佐伯亮輔を中心とした3バックが跳ね返す。そして、相手よりも多い中盤中央の3人、北村、MF松田映太、森貞がセカンドボールの回収で健闘していた。
1-0で迎えた後半40分、草津東は相手GKのキックをセンターサークル付近の森貞がカット。すぐさま右足を振り抜くと、GK頭上を越えたボールはそのままゴールに吸い込まれた。森貞は「ゴール空いてたんで、絶対打って決めるっていう気持ちで打って入ったんで良かった」。この後、FKから1点を返されたものの、森貞の40m弾が決勝点となり、草津東が勝利した。
「凄い辛いゲームになったんですけど、ここ勝ち切れてすごく大きかったし、チームの士気もとても上がって、次節にも繋げられると思いました」と森貞。そして、「グロイエン(Groeien)はほんとに強いチームが集まってくれていますし、どんどんチーム全体の力を上げていけるいい大会だと思っているんで、ほんとにそれに繋げていきたい。(個人としては)得点とアシスト2つともで結果残せるようにしたいし、チームをどんどん引っ張っていきたい」と力を込めた。
森貞は高校進学時に多くの誘いを受けていたというが、「今回、国体(国スポ)が滋賀で国体(国スポ)の方も行きたいし、クサヒガ(草津東)もチームの力をつけてきてるんで、役に立ちたいっていうか、そこで活躍したいなと思って」公立校の草津東進学を決断した。
森貞はイングランド代表MFジュード・ベリンガムが目標。「守備もできるし、自分でシュートまで行く。絶対辛い時も仕事してくれる選手はベリンガムなのかなと。自分もチームが辛い時に仕事できる選手になりたいです」と誓う。草津東の3年間で「自分のストロングをどんどん伸ばして、自分の弱いところも伸ばしていけるようにしたいなって思っています」というMFが、成長を続けて苦しい試合でも草津東を勝たせるような選手になる。






(取材・文 吉田太郎)
スーパーゴールで草津東高(滋賀)を勝利へ導いた。27日、「関西U-16 ~Groeien~ 2025」G2リーグ第1節が行われ、草津東が2-1で関西大北陽高(大阪)に勝利。10番MF森貞篤人(MIOびわこ滋賀U-15)が決勝ゴールを決めた。
草津東は前半14分にMF北村隼人が1タッチシュートを決めて先制。縦に速い展開の中、森貞は「キープは自分、結構武器にしていて、セカンドボールとかも拾ってマイボールにすることでチームの時間ができたりするんで、そこは結構意識してやっていました」。ボールの収まりどころになって前へ運び、パスを配給していた。
草津東はGK望月颯翔が安定したキャッチング。前線から相手のロングボールの出所にプレッシャーをかけて制限し、DF佐伯亮輔を中心とした3バックが跳ね返す。そして、相手よりも多い中盤中央の3人、北村、MF松田映太、森貞がセカンドボールの回収で健闘していた。
1-0で迎えた後半40分、草津東は相手GKのキックをセンターサークル付近の森貞がカット。すぐさま右足を振り抜くと、GK頭上を越えたボールはそのままゴールに吸い込まれた。森貞は「ゴール空いてたんで、絶対打って決めるっていう気持ちで打って入ったんで良かった」。この後、FKから1点を返されたものの、森貞の40m弾が決勝点となり、草津東が勝利した。
「凄い辛いゲームになったんですけど、ここ勝ち切れてすごく大きかったし、チームの士気もとても上がって、次節にも繋げられると思いました」と森貞。そして、「グロイエン(Groeien)はほんとに強いチームが集まってくれていますし、どんどんチーム全体の力を上げていけるいい大会だと思っているんで、ほんとにそれに繋げていきたい。(個人としては)得点とアシスト2つともで結果残せるようにしたいし、チームをどんどん引っ張っていきたい」と力を込めた。
森貞は高校進学時に多くの誘いを受けていたというが、「今回、国体(国スポ)が滋賀で国体(国スポ)の方も行きたいし、クサヒガ(草津東)もチームの力をつけてきてるんで、役に立ちたいっていうか、そこで活躍したいなと思って」公立校の草津東進学を決断した。
森貞はイングランド代表MFジュード・ベリンガムが目標。「守備もできるし、自分でシュートまで行く。絶対辛い時も仕事してくれる選手はベリンガムなのかなと。自分もチームが辛い時に仕事できる選手になりたいです」と誓う。草津東の3年間で「自分のストロングをどんどん伸ばして、自分の弱いところも伸ばしていけるようにしたいなって思っています」というMFが、成長を続けて苦しい試合でも草津東を勝たせるような選手になる。


MF北村隼人は先制ゴールを決めた


GK望月颯翔はハイボールの強さを発揮


DF佐伯亮輔が相手のロングボールを跳ね返す
(取材・文 吉田太郎)