beacon

[MOM5075]京都橘FW桐生琉歌(1年)_目標は橘の中心選手、大舞台で得点王、日本一…。「関西U-16」開幕戦で1G1A

このエントリーをはてなブックマークに追加

京都橘高FW桐生琉歌(1年=Wizards Football Club出身)は1ゴール1アシストの活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.29 関西U-16 ~Groeien~G1リーグ第1節 神戸弘陵高 0-2 京都橘高 ダイセル播磨サッカー場第3G]

「関西U-16 ~Groeien~ 2025」G1リーグ開幕戦で1ゴール1アシスト。京都橘高(京都)FW桐生琉歌(1年=Wizards Football Club出身)は、神戸弘陵高(兵庫)との拮抗した戦いで試合を決定づけるような活躍をしてのけた。

 まずは0-0の後半5分、MF上田優太が左サイドからPA方向へ出したループパスへタイミング良くスプリント。同時にGKが飛び出してきていることを確認した桐生は左足ダイレクトでループシュートを決め、先制点をもたらした。

「中学校の頃から、Wizards時代から、ああいうゴールで点を取ることが多かったんで、それが今日に出て良かったと思います」と微笑。その5分後には右オープンスペースへ飛び出すと、Wizards Football Club(京都)時代からのチームメイトであるFW植本湧太へクロスを通して2点目をアシストした。

 桐生は「(植本)湧太も絶対走ってきてくれてるなって感じてたんで、それで中央へ出したらちゃんといてくれて決めてくれた」と相棒と奪った1点を評価する。ただし、得意とする足元で勝負する形からゴールできず。また「(他に)決めれるシーンもあったんで」と満足していないが、開幕戦を白星で終えたことを素直に喜んでいた。

 桐生は中学時代、「(高校で京都)橘に入りたくて」系列のWizards FCに所属。当時から京都橘の試合を目にする機会が多く、Wizards FCで京都橘流のビルドアップ、ポゼッションを学んできた。それを進学した京都橘で早速発揮中。「ちょっとでも気持ち緩めたら、抜かれたりする。上がったりすることも難しい」競争を通して自分を高め、1年生からトップチームに駆け上がることを目指している。

「小学校の時、橘から今、東京ヴェルディに行っている山田剛綺さんにスクールで教えてもらったりして、身体能力の面とか参考にさせてもらっています」と桐生。高校時代の山田や、現在プリンスリーグ関西1部で2戦連続2発のU-18日本代表FW伊藤湊太(3年)のように「チームの中心選手になれるように」成長し、「選手権、インターハイ優勝して、個人ではでっかい大会で得点王とかになったりして全国に自分の名を広めていきたいです」という目標を実現する。

後半5分に先制ゴール

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

「ゲキサカ」ショート動画

TOP